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サイト:小説家になろう

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囁くヴァニタス

どうか、物語の語りかける囁きに耳を傾けて

ヴァニタス──寓意画。それは人生の虚しさや、世の儚さをキャンバスに落とし込んだ、静物画のジャンルの一種を言います。 物語の舞台は学問と芸術の都・ヴェレス。 裏通りでひっそりと文具店を営む主人公・ライルのもとを、生真面目な少年・ルドルフが客として訪ねてきます。 曰く、「贋作屋」としてのライルに仕事を依頼したいと。 実直なルドルフに対し、人気サロン「火曜会」嫌いを豪語するライルは少々ひねくれ者。さらにある大きな秘密を抱えています。 そんなライルに度々振り回されるルドルフですが、絵画への熱量が並々ならぬものであるのは彼も認めるところ。 読者はライルの解説を通じ、芸術にまつわる見識や理解を深め、ルドルフの目を通じて、ライルという謎深き人物と、「火曜会」という豪奢なヴェールに隠されたほの暗い真実を知ることになります。 作者様は複数の書籍化作品をお持ちですが、この作品はいつまでも忘れられません。 文章の巧みさもさることながら、魅力的な登場人物たちの軽妙な掛け合い、芸術にまつわるシーンの説得力、キャラクターがほんとうに「生きている」と思わせる力が素晴らしい。そんな中にヤンデレもひょっこりいたりする。 何より、最初から計算され尽くした物語の構成が素晴らしいの一言。最後の最後までたどり着いたとき、「ここに繋がるか!」と膝を打ちました。 幕引きも見事で、あまりに鮮やかな結末の描きっぷりに、私たち読者も物語という一つのうつくしい「絵画」を鑑賞していたかのような、そんな錯覚に陥ります。 無駄な描写は一切ありません。最初から最後まで物語が語りかけてくる囁きを聞きこぼさず、見落とさず、見逃さず、ぜひライルとルドルフのたどり着く結末をご覧ください。

5.0
1
バケタ

春を告げる花

感情の機微を丁寧に描いたBL

ストレートだったはずなのに、男友だちから告白されたことによって揺れ動き出す主人公の感情が、とても丁寧に描かれた作品です。 ちょっとした感情の機微から感じられる気づきや不安やときめきが、ゆっくりと変化していくこころ模様を表していて、読みながら主人公の内面へ入っていくことができます。 植え付けられた常識から、最初は同性愛に対する嫌悪感に駆られてまうけれど、それが変化していく様がとても丁寧に綴られていました。 孝弘が将来の夢を語る場面は、とても感じ入るものがあります。 主人公が漠然と考えていた「将来」と孝弘が語る「将来」。 全然ちがうけれど、後者の幸せな未来を想像できてしまう。 けれど、読み手には、前者は簡単に手に入れることができるけれど(彼の場合縁談がうまく行きそうなので)、後者は決してそうではないと分かっているので、そこに大きな切なさを感じました。 常識的な「将来」とそうではない「将来」の間で揺れる感情のリアルな感じがとても良かったです。 主人公いたしかたがないの弱さ、ずるさというのがきちんと描かれていたのも好きでした。 恋人になるのは怖いけれど、親友は失いたくない。 大切なものを守るためと思い込もうとしつつ、本当は常識から逸脱するのが怖かっただけ。 そういうところに、しっかりとした洞察があって、読んでいてハッとさせられます。 とても素敵な作品です。

5.0
0
ぞーいー

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