ユーザー登録・ログイン

新規登録

ログイン

作品

レビュー

登録/ログイン

その他

オノログについてFAQ利用規約プライバシーポリシー問い合わせユーザー管理者Twitter
レビューを投稿
書籍化
コミカライズ原作
ジャンル別
サイト別
サイト関連
運営している人

@オノログ

検索条件

サイト:エブリスタ

Page19

条件をリセット
詳細条件で探す

叫ぶ家と憂鬱な殺人鬼(旧ver

すれ違いが産む恐怖。真実を知ったとき新たな展開が⁈

【物語は】 とても面白い始まり方をする。なんと変わった視点から物語は始まっていくのである。しかしこれは序章とあることからも、大事な発端と言える。何故呪いの家となったのか、その発端が描かれているのだ。発端を読み、本編を読み進めると、すれ違う”心理”とは実に面白いものだなと感じるだろう。ホラーの中にユーモアを感じる物語。一体、この先どう展開されていくのだろうか? 【主人公と家と友人】 確かにこの物語はホラーであり、サスペンスではあるのだが、前述したようにユーモアがあり笑ってしまう部分もある。しかしそれは、突飛だから面白く感じるのだと思う。笑いというのは、限度を超えた時に起きやすいからである。 つまり、想像を超えるという意味合いだ。 この物語は、家の叫びの意味を知る読み手、意味を知らない主人公たちというバランスによって、怖さと面白さが入り混じっている。これは日常でも起こりうることであり、コメディに使われている技法の一つでもあると思われる。 それはどういうことかというと、”森のくまさん”という歌に例え、考えていただくと分かりやすいだろう。くまは落とし物を届けたい一心なのに、主人公はくまに襲われると思い、逃げようとする。つまり善意と恐怖で想いが噛み合わなくなった時、それはホラーであり、すれ違い系のコメディは産まれるのではないだろうか。 このようなタイプのすれ違いがこの物語の中でも起こっている。そのため、怖いけれど笑えるという部分もあるのだ。 【世界観・舞台の魅力】 世界観設定がしっかりしていて、独創性にすぐれた作品である。 小説の設定や世界観説明は、丁寧なことに越したことはないと思うのだが、あまり丁寧過ぎても読み手の気持ちがダレるということが起きる。早く本題に入ってよ、という状況のことである。 しかし、この物語というのは丁寧に描かれているのにも関わらず、そのようなことは起きない。むしろ、どんどん話にのめり込んでいく。 それは人物の設定や世界観がしっかりしているからであると思われる。 この物語での主要人物は二人。 一人は、主人公であり呪いの分かる人物。そして幽霊の見える主人公の友人。この二人がタッグを組んで、事件に向き合っていく物語。 設定がとても変わっており、片方だけの時の状態と二人で力を合わせた時で、できることが違うように感じた。力を合わせることにより、その個々の能力(?)が活きてくるのだ。 【ミステリーもののような進み方】 事件の紐解き方が、ミステリーものと同じように論理的である。すなわち、とても分かりやすいということ。しかも一ページの文字数が、意外と多いことに気づいて驚く。あっと言う間に一ページが読めてしまうからである。とても巧い話の流れであり、展開の運びであり、飽きさせない物語だなと感じた。 【物語の見どころ】 すでに呪われていて、不運に見舞われている主人公が、更に呪いの家に呪われるところから展開されていく。 序章では、何故呪いの家となったのかがすでに明かされているスタイル。物語が進むにつれ詳しく明かされていくのである。 そしてこの家が、自分を呪った(?)目的に主人公が気づいた時、物語は新たな展開を見せていく。これはとても面白い構成である。 通常呪う方が人間の場合、話を聞くという流れになるのことが多いと思う。しかし、この物語では家というものが対象なため、自分で原因を探っていかなければならない。 物語は事件を紐解くために、更に深みを増していくのだ。その紐解かれ方は淡々としたものではなく、ドラマで再現のようなスタイル。全体的に飽きのこない物語だと感じた。 この事件を解決に導くことになる二人は個性豊か。そして主人公がとても論理的であるため、モノローグの部分が非常に分かりやすく、のめり込みやすい。 あなたもお手に取られてみませんか? 主人公は自分にかかった呪いを解くことができるのか? 何故、家は呪いの家となってしまったのか? その目で是非、確かめてみてくださいね。お奨めです。

5.0
0
crazy's7

Crush Out

意外な展開を迎える物語。しかしこれは序章に過ぎない⁈

【物語は】 ある人物の視点から始まっていく。自分をアーティストと呼ぶその人物。内容がなんだか不穏である。何が始まるのだろうか? と思いながら先に進めると、事件現場へと場面が切り替わる。異常とも感じる遺体の状況、主人公は警察関係者のようだが、この事件と一体どう向き合っていくのだろうか? 【事件】 初めに出てくる事件は、どうやら同一犯による3件目の事件のようだ。その事件の様子や、それまでの事件が回想により明かされていく。現場の様子から、かなり猟奇的な事件のようだが”誰がなんのために行っているのか”この段階では分っていない。謎の深まる事件だ。 【登場人物】 この物語に大きく関係している人物は二人。どちらも女性である。一人は少し面白い経歴を持つ女性。しかしながら、珍しいとは言えないかも知れない。この女性が変わっているのは、少しマニアックな作品に出演しているということ。あまりパッとはしない現状だが、自分の道に向かって健気に頑張っているという印象である。 もう一人は、警察関係者の女性。この事件への糸口が見つからず、焦りとも絶望ともとれる状態である。二人がどのように関わっていくのか? また、間接的な関りで終わってしまうのか、この時点ではわからない。(P12までの時点) 【事件の展開】 この物語の面白いところは、仮に疑いがあっても確たる根拠がなければ、警察は動けないというところにある。犯人がそれを利用することによって、事件は難航しているように思えた。繋がりがある証拠を掴まない限り、踏み込むことが出来ないということである。 そしていよいよ4件目の事件が起きてしまう。 【見どころ】 この物語は犯人VS警察ではあるが、決して正義が勝つという単純なものではない。そしてシリーズ一作目ということから、序章に過ぎないのではないか? という考え方もできる。 犯人側の心理、刑事側の心理。それは事件を解決するための思考というよりも、恐怖に対峙した時の人間の心理状態というのが分かりやすく描かれている。かなり異色な作品なのではないだろうか? この作品は、短編の為多くを語ることはできないが(ネタバレになってしまう為)、とても興味深い作品だと感じた。残虐要素が苦手でなければ、お奨めしたい作品である。 あなたもお手に取られてみませんか? この事件の全容とその結末を、ぜひその目で確かめてみてくださいね。

5.0
0
crazy's7

醜い怪物と盲目の少女【ゲームブック】

是非、遊んでみてくださいね。とっても面白いです。

【この作品は】 ストーリーに分岐があり、それを選択して読むことにより、物語が展開されていく。そのため間違った選択肢を選んでしまうと、バッドエンドになってしまう。読者参加型の物語である。 【実際に遊んでみました】 ネタバレになってしまうので、抽象的に感想を。 うん、1度目バッドエンドになりました。 これは面白いです。 常に選択しなければならないというわけではなく、物語がしっかりとあり、登場人物にどんな特徴があるのか?なども分かってきます。 はじめはお試しのような感じであり、話を進めると二択とは限らなくなってきます。つまりここから想像できるのは、段々難易度が上がっていくという事。 【サイトの機能を使った発想】 恐らくこのスタイルで書けるのは、エブリスタ、カクヨム。 自分の知る限りでは、サイト内リンクが使えることを確認しているのは、この2つです。もしかしたら、ノベプラも使えるのかも知れませんが。未確認。 エブリスタというのは、機能が充実したサイトである印象。 そのため、色んな発想で自分だけの物語が作れる。遊び心を刺激するサイトだと思います。 【物語について】 段々難しくなっていく物語だと感じました。すこしショッキングな表現もあるので、お子さんとご一緒に!とは行かないかも知れませんが、友達やパートナーとワイワイ言いながら選択肢を選び、バッドエンドで悲鳴を上げるのも楽しいかも知れません。凄く良くできた物語だと思います。 ただ、これを作るにはそれなりの手間がかかることと、矛盾が無いかなど、ストーリーの見直しが必要になって来ます。他には、ちゃんとリンク先が間違っていないか?などの確認も必要でしょう。手間暇かけて、読者さんを楽しませようとしていることが伝わってくる物語です。 大人でも十分楽しめる、鬼畜さもあります。 (バッドエンド行きまくりました) 【魅力】 この次に何処かへ飛ばすという発想自体は、思いつく人はいると思います。ただ、簡単にページ送りのURLが出ないサイトでもあります。そういうことから、もしかしたらその部分は自分でリンク先URLを作っているのだろうか?と、想像しました。 (PCだと簡単ですが) 物語を考えるのもとても大変だったのではないかと想像します。 是非、一度遊んでみてはいかがでしょうか? バッドエンドでも面白いです。巧く作られているので、冒頭に戻されるという事は避けられます。お奨めですよ!

5.0
1
crazy's7

最近の「いいね!」

小説家になろう恋愛書籍化コミカライズ連載:67話

ガリ勉地味萌え令嬢は、俺様王子などお呼びでない

人は見た目じゃない

第一部は俺様王子編。 傲慢俺様なイケメン王子が『良い』と思えるのは、ヒロインが王子のことを好きになることが前提かつ、ヒロインとのふれあいで傲慢で俺様なだけではない王子の奥底にある良さ等が見えてくるからであって。 ヒロインに好きな人がいて王子のことはこれっぽっちも好きではない場合、権力と自身の魔法の力に物を言わせて人の話を聞こうともせず迫ってくるような俺様っプリは、『キュン』とするどころか『ただただ壮絶に面倒くさい』としか思えないんだな……と乙女ゲーマーとして目から鱗が落ちる思いがした。この手のタイプは乙女ゲではわりとメイン攻略対象として存在するので……前提と視点が違うとここまで意味合いが変わってくるのか……と。 王子の言動と彼自身が迷惑でしかないヒロインと、王子に憧れているヒロインの友人との会話での分かりやすい見え方の違いにめちゃめちゃ納得した。 第二部は俺様王子の弟の腹黒王子編。 第一部は学園内でことが収まっていたけれど、第二部はガッツリ王家が絡んできてヤバさが一段とアップ。 人の話を聞かない第一王子の次は、やはり人の話を聞かない第二王子に王妃と、この国の行く末が非常に不安になる。 が、番外編で第三王子が登場し、なんとかなるのではないかと一息つける。 物語全体を通して会話のテンポがよいので読み進めやすく、最初から最後まで一気に楽しく読めた。 いつも全力で好きを押し出すシャリーナと、困惑しながらも段々惹かれていくリオルの二人が可愛い、物凄く可愛い。 見た目は地味なガリ勉少年で、しかも魔法が使えないという欠点があるけれど、シャリーナの為に己が頭脳と持てる力を全力で使って戦うリオルは本当にカッコイイ。

小説家になろう恋愛連載:66話完結

【完結】セクハラ貴族にビンタしたら社交界を追放されたので、田舎で人生やり直します。~一方、そのころ王都では~

難アリ家庭から逃げた先で努力し幸せを掴む物語

親の歪んだ教育方針により世俗に疎くすれていないヒロインのため色々とおぼこいが、助けてもらった先の家で色々と教わり、『自分』を出せるようになっていく変わりようが良かった。こういう、若干テンションのおかしいヒロインは好き。 ヒーローも少々珍しいタイプで好ましかった。 さくさくとテンポ良く話が進むため、じれじれな恋愛ではあるがイラつくほどの長さではなくニマニマと過程を楽しめた。悪党が断罪されているのもよき。 軽めですっきりと読了できる作品だった。

小説家になろう恋愛連載:30話完結

薬師の魔女ですが、なぜか副業で離婚代行しています

恋愛ジャンルになっているが、他者の恋愛に絡んだことを仕事としている物語でヒーローとヒロインの間に恋愛は始まっていない(今後もしかしたら始まるかもしれない? というような匂わせ雰囲気で終わっている)ので、ジャンルタグつけが間違ってる訳ではないが求めていたものとは違う……という複雑な読了感だった。 物語自体はさくさくとテンポよく読めて悪くなかったので、恋愛ではなくファンタジータグであれば気持ちすっきり終えられたのになあ……と思った。