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ゆすらうめ

【完結】色鮮やかな感情の移り変わりを楽しめる短編文芸。でもちょっと唐突。

全5話 16,352字 読了まで約30分 ・やや引っかかりがありますが、風景、心情をすんなりと思い描ける文章です。 ・展開は起伏に富み、短編という事もあって中だるみもありません。 ・ちょっと唐突。それも味と言えますが、個人的にはもう少し背景を膨らましてほしかったです。 以下、詳細をレビューしていきます。 舞台は現代日本。主人公は田舎での生活を余儀なくされた女子中学生です。 この短編作は、ゆすらうめという赤い果実を通して、主人公と、ある同級生を取り巻く環境、心情に思いを馳せる物語です。 題材に相応しく心理描写はしっかりとしていて、各キャラクターの性格や思いを難なく理解することができます。また、会話文もこなれていて、各々の人間性がしっかりと滲み出ていました。 反面、導入はかなり説明的で、本筋に比べて文章も硬く、少々勿体なく感じます。 結末はある種鮮烈な味わいがありました。しかしながら、これに持って行くには重ねるべき描写がまだあったのではないかと、個人的に思います。唐突だからこそ趣があると言えなくもないのですが。 以上です。タイトル通り、赤く瑞々しく、甘酸っぱい物語です。短時間のうちに、様々な意味で心ときめかされる作品だと思います。お手すきの際には是非どうぞ。

4.0
0
tatsukichi

笑止千万

芸術的で圧倒的なダーク・ローファンタジー

前々からずっと「もっとたくさんの人に読まれていいはずでは…?」と思っている作品です。 カクヨムでもレビューさせていただいてるんですが、ぜひぜひ、もっといろんな方に読んでいただきたいのでこちらでも。また、この作品は「小説家になろう」にも投稿されています。 舞台は帝都と呼ばれる場所の最西端の自治区、通称「掃き溜め」。明治とか大正あたりのレトロな雰囲気も併せ持つ、ダークな世界観です。 物語はこの「掃き溜め」がほんとうはどんな場所か、治安の悪い繁華街くらいの噂しか知らない17才の少女が、親に連れられてそこを訪れるところから始まります。まだこの物語のことを全然知らない、あなたと同様に。 「掃き溜め」の不可思議も悪徳も、ここで語るには惜しいので、どうか主人公たちとともに足を踏み入れてみてください。そして人の愚かも愛も、すべてを目の当たりにしてほしい。 ストーリーに関してはここまで。私もまだその中途にいるけれど、ここから先も絶対面白いと信頼をおける物語です。 最近改めて読み進めているのですが、文才が圧倒的。型にはまろうとしない、自分の色彩で描いていくというある種の生々しさがあり、それが鮮やかで美しく、芸術的です。 映像を見ているかのような重量感に構成。時間を忘れて没頭して読むのが最高だと思うので、日常の贅沢にぜひ。本当におすすめです。

5.0
0
ゆた

最近の「いいね!」

小説家になろう恋愛書籍化コミカライズ連載:67話

ガリ勉地味萌え令嬢は、俺様王子などお呼びでない

人は見た目じゃない

第一部は俺様王子編。 傲慢俺様なイケメン王子が『良い』と思えるのは、ヒロインが王子のことを好きになることが前提かつ、ヒロインとのふれあいで傲慢で俺様なだけではない王子の奥底にある良さ等が見えてくるからであって。 ヒロインに好きな人がいて王子のことはこれっぽっちも好きではない場合、権力と自身の魔法の力に物を言わせて人の話を聞こうともせず迫ってくるような俺様っプリは、『キュン』とするどころか『ただただ壮絶に面倒くさい』としか思えないんだな……と乙女ゲーマーとして目から鱗が落ちる思いがした。この手のタイプは乙女ゲではわりとメイン攻略対象として存在するので……前提と視点が違うとここまで意味合いが変わってくるのか……と。 王子の言動と彼自身が迷惑でしかないヒロインと、王子に憧れているヒロインの友人との会話での分かりやすい見え方の違いにめちゃめちゃ納得した。 第二部は俺様王子の弟の腹黒王子編。 第一部は学園内でことが収まっていたけれど、第二部はガッツリ王家が絡んできてヤバさが一段とアップ。 人の話を聞かない第一王子の次は、やはり人の話を聞かない第二王子に王妃と、この国の行く末が非常に不安になる。 が、番外編で第三王子が登場し、なんとかなるのではないかと一息つける。 物語全体を通して会話のテンポがよいので読み進めやすく、最初から最後まで一気に楽しく読めた。 いつも全力で好きを押し出すシャリーナと、困惑しながらも段々惹かれていくリオルの二人が可愛い、物凄く可愛い。 見た目は地味なガリ勉少年で、しかも魔法が使えないという欠点があるけれど、シャリーナの為に己が頭脳と持てる力を全力で使って戦うリオルは本当にカッコイイ。

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絶対呪ってやるからな!【番外編更新中】

暴走沸騰系女子・メイジーによる!拳で☆母を探して。 第一の手段候補は呪いのモトを手に入れる事から

下町で元気に給仕に励む母子家庭の子メイジーは、サバサバした赤毛美人。だがある日突然、下町を謎の高級馬車が走り去った後、家の部屋は血だらけで、もぬけのから。どうも母は攫われたらしい?メイジーは誓う。絶対許さない!下町の隣人たちの諫言をお供に、ちょっぴりニワト…たんじゅ…激怒したメイジーはノンストップで暴走を始める。貴族にツテ?下町にあるわけないじゃ無い!そんな時は呪いがマストって聞いたわ!材料を取りに行くわよ!← これは、たいがい拳で解決しようとする(注・うら若き女性です)メイジーをひょんな事で知り合った美麗な兄と妹が必死に止める?物語。 竹を割りまくってもうスパーン!スパーン!言ってそうなメイジーが爽快。 悩んでる事が小さくかんじる…よしがんばろ!と思わせてくれる、ストレスが飛んでいく小説です。2024年3月中旬の更新ここ数話で、お母さまと再会した今が読み始めるチャンス!

小説家になろうヒューマンドラマ連載:88話完結

目的は生き延びること

展開は重めだが、『物語』として面白くて一気に読み終えた。 最終的にヒロインに想いを寄せる相手が、半分血のつながりのある義弟と、そうとは意図しないままヒロインを追い込んで、心と体に傷を負わせる原因を作った婚約者の王子の2人なのが、ああーーー……という気持ちに。 恋愛ものではないので、二人とヒロインがどうなるかは描写されないまま終わるが、個人的には義弟派。