わたしのサンパギータが行ってしまう
最終更新:2021/6/25
作品紹介
熱帯の湿地にそびえ、雨期だけ湖上に浮かぶ宮殿の主と妃の元へ、大鬼蓮に乗った幼子サンパギータ姫がもたらされた。 しかしサンパギータを気に入らない妃は実の娘が出来た事を境に、宮殿の外の別邸へ追いやる。 額の宝石をもぎ取られたサンパギータは心をなくし、人形の様になってしまった。 その世話係を任されたのは、奴隷よりも身分の低い人以下と称される少女だった。 ある日、美しい男の語り部が現れて巧みな語りで宮殿中を魅了してしまう。 そして彼は、サンパギータの話を耳にすると彼女に会いたいと申し出た。 サンパギータの世話係の「わたし」視点の語りです。 差別や弱い者いじめのシーンがありますので苦手な方はお気をつけください。 中短編です。
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