邪神の右腕。それが魔界人であるツェトリの肩書きだ。 真面目な仕事人のツェトリは、今日も今日とて自由奔放な魔界の支配者であり上司でもある邪神ヴィリや、隙あらば職務放棄する部下たちに頭を悩ませていた。 「打倒邪神を掲げて勇者が向かって来ていると言うのに、どいつもこいつも、当のヴィリ様すらもこんなに緩くて大丈夫なのか!?」 胃を痛めつつ勇者が来ようが来まいが無くなる事がない業務をこなしながら、割と本気で猫の手も借りたい(何なら戦力ではなく癒し要員でもいい)と願うツェトリに、果たして気の休まる日はやってくるのだろうか──? ※R15は保険です。
更新:2017/10/26
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