九七式中戦車―――チハ。日帝陸海軍の誇る主力戦車だが、主に陸軍のアイドルとして有名だった彼女。緒戦の活躍に比して戦争中盤から登場した敵の新型戦車によって苦戦を強いられ、活躍の場を失った日本の戦車。唯一活躍の場を久しく見せた硫黄島とは別に、彼女が最も活躍した戦記も存在した。それは日本から遠く離れた北の島で眠っている。終戦直後にソ連軍上陸によって起こった千島列島占守島の戦い。祖国を護るため、彼らの終戦後のもうひとつの戦いがあった。
更新:2009/1/6
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大東亜戦争末期。日本は航空母艦『信濃』を建造したりと、現代の兵力の主役である航空母艦への兵力導入を急いでいた。しかし『信濃』が横須賀から呉への回航途中に撃沈されたことで、歯車は大きく回りだす。『信濃』と同じ時期に建造されていたとある一隻の航空母艦も突然艦種変更となり、戦艦へと改造された。しかしその戦艦はただの戦艦ではない。それこそ―――護衛戦艦『神龍』だった。そして神龍も、横須賀から呉への回航のために敵が制海権を握る危険な海へと出た……。その特殊な戦艦の艦魂である神龍は自分という存在意義と意味、そして想いを探し始め、全ての物語がここから始まった。
更新:2008/11/21
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日本海軍が死力の限りを尽くした大東亜戦争において、数多の作戦に参加し、常に第一線で戦いながら生き残った駆逐艦があった。彼女の名は『雪風』。後に奇跡の艦と呼ばれる事となる彼女は如何にして戦い、終戦の時まで生き残ったのか。小さな不沈艦の激動の生涯を描いた物語――
更新:2016/7/6
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