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作者:雪梅
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書籍化
コミカライズ
作:雪梅
存在しない筈の208番目の元素『エーテリウム』の発見と、人の願いを擬似的に再現したAIによって、世界には魔法という奇蹟がばら蒔かれた。 『レベル』や『ステータス』という概念が再設定され、獣や竜と言った異形が世界各地に現れ猛威を振るう。 人々は新たな脅威と未知の力を前にして辛くも領土を守り抜き、人の世界に久しく秩序が訪れる。 名門『月詠』家の長男『月詠ハガネ』は、同級生と共に小遣い稼ぎのために向かった獣狩りの際に、奇妙な現象に見舞われる。 『敵を倒せば倒すほどに総獲得経験値が減少する』という異常な事態。 積み上げてきたレベルとステータスは呆気なく1に近付いていく。 段々と弱くなる自分と、相対的に強くなる獣の群れ。 レベルが1を下回った時、死を覚悟していたハガネに狂った数値が設定される。 体力:0/0、魔力:0/0 生涯使うことは無いだろうと踏んでいた【異能】は突如機能し始め、『名家の失敗作』とそしられていたハガネの力は全てを断つ絶無の刃に変わっていた。 その力で気ままに超高難度の『ダンジョン』を探索したり、国家間の闘争を引っ掻き回したり、あるいは人類の敵である『竜』の味方をしたり。 これはハガネが笑って死ぬための物語。 ※11/16追記:一章完結しました。世界観設定、時事年表などを章間に入れたので、そちらから読んでいただいても大丈夫です。
更新:2024/4/18
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二十歳という若さで極刑を言い渡された青年、『六道 華煉(ろくどう かれん)』。 死の間際に首に回されたのは麻縄ではなく、全てが白に染められた少女の両手だった。 魂のバランスを崩した罪を雪ぐことを白の少女に命じられ、異なる世界で魂を救うことを決意した華煉。 その際に『存在の配分』を振り直すことを許され、華煉は少し悩み少女に告げる。 「『力』に全振りで」 「………………え?」 こうして車輪と魔法の異世界に新たな命が生まれる。 喪われた名家、エルブラド家に芽吹いたそれはカレンと名付けられた。 酷く脆い身体、矮小な魔力。 才に貧したその器だったが、一つだけ他者より優れたものがあった。 攻めること、打ち砕くこと、破り、やがて断つこと。 少年は全ての代償に、全てに通ずる膂力を覚えていた。
更新:2022/10/2
作:雪梅 鹿角
どこまでも広がる、名も無き平原にて 「今日こそぶっ殺してやるよ! なまくら女ァ!!」 「そのなまくらに斬られて死ぬんですよあなたは!」 今日も今日とて剣と魔法がぶつかり合う。 世界を焼き付くす炎獄の大魔法は、天地を二分する神の剣閃によってかき消される。 完全な互角。 その後しばらくお互いの全力を叩き込み合うも、骨を抉り肉を裂いたところでその命にはまるで届かない。 結局今日も決着がつかず、息を切らしてへたりこむ二人の男女。 「なあ、リーシャ」 「なんでしょう、レンガさん」 大の字になって青い空を仰ぎ見る男。 胡座をかいて瞑想に耽る女。 「飽きたわ」 「奇遇ですね。私もです」 昔、二つの国が領土を奪い合い争っていた。 戦いは激化し、共に切り札と呼べる存在を投入するに至る。 帝国からは魔神転生者、夕病 恋餓(ゆうやみ れんが)。 共和国からは剣神リーシャ・マナガレウス。 超越者たる二人の戦いはありとあらゆる被害を撒き散らし、母なる大地に癒えぬ傷を負わせるに至る。 事態を重く見た諸外国は、争う二国の”許可を得て”、五百人余りの魔術師の力を集め、収束させ完成させた『無間の魔法』によって、世界を削り合う二人をここではないどこかへ幽閉した。 それから150年。 厄介払いされた二人は、戦い続けていた。 不死に近い二人の肉体は、朽ちることを忘れ全盛を保ち続ける。 されど、その精神はもはや疲れ果て、限界に近かった。 魔法にも、寿命は存在する。 魔法を構成する固定化された魔素が主の命を忘れ、崩れるように朽ちていく。 150年間、化け物二人を収容していたこの世界も、もはや限界だった。 「なんか空、光ってねえ?」 「え?」 こうして真なる世界は、多大なる犠牲をもって封印していた人外二人を、争いの無い平和な世界へ呼び戻してしまった。
更新:2022/4/2
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
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