クウリカ正教国には大聖女がいる。 朝露に濡れた花びら色の髪に、神々しさを感じる瞳を持つ美貌の少女だ。そして永遠の16歳。 それって何色の髪で何色の瞳? 幼女でも老婆でもいいよね? と第八九代大聖女は常々思う。 そんな彼女がある日何者かに毒殺されそうになった。心底バカバカしくなって、死を偽装してそのまま大神殿を脱走した。なぜなら、今代大聖女はパン屋になりたいという野望があるからだ。 だが一年経っても新しい大聖女は擁立されず、とうとう大聖女の呪いだと言われ始める始末。なんで生きてて念願叶ってパン屋の義娘になったのに呪わなきゃならないのと憤慨した彼女は、なんの因果か聖女として大神殿に戻ることになり―――。 パン屋になりたい大聖女の脱走奮闘記、ここに開幕。
更新:2023/11/25
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