一五八七年二月、冬枯れのイングランド。旧教徒の企てたエリザベス女王暗殺計画「バビントン陰謀事件」に関与し、大逆罪で斬首刑を宣告された前スコットランド女王メアリ・ステュアート。刑が執行される数日前の夜遅く、フォザリンゲイ城に幽閉されている彼女の元をある人物が密かに訪れる。それは、メアリの一粒種の息子で現スコットランド王ジェームズ六世だった。王権を奪われた母と奪った子――数奇な運命を辿った二人の対話を通じて、血塗られたスコットランド史を描きます。
更新:2010/2/15
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時に一七一四年イギリス王国――アン女王の死によってスチュアート朝は断絶し、遠くドイツから迎えられたハノーヴァー公ゲオルク・ルートヴィヒがジョージ一世として君臨することになったが、新王の傍らに王妃ゾフィア・ドロテアの姿は見当たらなかった。彼女はハノーヴァー公領のアールデン城で、二十年目の幽閉生活を迎えていたのだった……。史実に基づいて描く、現イギリス王室の基となったハノーヴァー朝成立の陰に隠された残酷な恋物語。
更新:2009/11/23
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『オタク系推理少女☆為永春水』の外伝になります。本編と違って推理要素やコメディ要素は一切ありませんのであしからず。とある夏の日の黄昏の、御子柴兄妹の物語。
更新:2009/10/25
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