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作者:光政

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作:光政

愚妹な姫、思うようにいきません!

【本編完結済】テリージア国には、素晴らしく賢い第一王女と、妖精のような愛らしい第二王女がいる。 「愛しい妖精よ、あなたには、いつも心奪われる。婚約は解消しよう。どうか私を愛してはくれないだろうか?」  ------ 何を言ってるんだ、こいつは。 妖精のような王女エレナは、バカがっと呟くと、キレてお姉様の婚約者の脛を蹴り上げてしまった! 「あぁ、もう思うようにいかないわ!」 見た目こそ妖精のようなエレナだが、中身は大違い。家族や城内で働く者達から、愚妹な姫と囁かれている。 エレナには前世の記憶があり、日本という今と違う文明の中に生きていた。 何かある度に、前世で読んだ本を思い浮かべてはハロルドへ語り、物語を聞かされるハロルドは、エレナから聞く物語がもう実に気に食わない。悪い魔女はもちろん、怖い母親や幸せになるお姫様だらけで、あり得ない話にいつも心の中で反論している。 そんな愚かで馬鹿なエレナを大好きなハロルドは、大好きな姉の婚約を解消すべく動き出したエレナの手伝いをしながら、エレナを手に入れる為奮闘するのだが---- 鈍感であるエレナが気付くわけもなく空回りしてばかり。 果たしてハロルドの想いは伝わるのか、エレナは大好きな姉の婚約を解消させられるのか。愚かな姫の恋愛ラブコメディー。 ハッピーエンドです。 ※番外編更新は不定期です。

更新:2020/6/21

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作:光政

円卓のお茶会 --将軍の妻-- 私を愛して下さいませ!

「---- 私わたくし、とても---- とても寂しいのです」  盛大に音を立てて鼻を擤み、涙を流しているのは、本日の主役サリーナ伯爵夫人である。  ここは円卓の茶会。  爵位に関係なく女性であれば参加出来、この場では皆同等の立場で色事のみを話し、相談し合う場所。  もちろん、ここでのお話しは秘密が原則であり、秘密を漏らせば社交界ではいない存在と見做される。  本日も男性への戦いを表明する為、サリーナ伯爵夫人の話しを聞くべく、メンバーは集結した。  グスッと鼻を啜る音が止むと、サリーナ伯爵夫人の鈴の鳴るような声が、ようやく耳に届き始めた。 「私が結婚した時から、それは始まったのです----」 将軍である旦那様に愛されたいサリーナ伯爵は、円卓のメンバーにこう呟く。 「私を愛して---- 私を見て欲しいのです!」 叔女の仮面を捨ててまで泣くサリーナ伯爵夫人を助ける為、円卓メンバーは動き出す。 今回は円卓のメンバーに人気の仕返しで、将軍へと戦いを挑む。 ハッピーエンドです。 円卓のお茶会シリーズ第二弾 円卓のお茶会についての説明は第一弾を見て頂けると嬉しいです。 この話だけでも読めようになってます。

更新:2020/4/17

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