女の子よりも女の子っぽい男子高校生、 容姿を生かして、時々女装をして過ごしていた 中津秋路には好きな人がいる。 なにを隠そうその人は、秋路に女装を叩き込んだ張本人、 藤村羽衣である。 しかし羽衣は数年前に交通事故で亡くなり、 秋路にとっては忘れられない人となってしまった。 そんなある日、秋路の身体が女体化してしまう。 自身にとってはなんの前触れもない出来事に、 ひどく混乱する羽目に。 秋路は女体化を受け入れることを決意し、 名前も中津沙希に変えて生活することになる。 女体化が発端となって、平凡だった日々がガラリと変化してしまうのだが、果たして沙希はどう切り抜けていくのか。 ※性転換要素が入っています。苦手な方はご遠慮ください。
更新:2019/12/31
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俺は困惑していた。なんで女の子の体になってしまったのだろう。平凡な生活は嫌だけど、今のこの状態も嫌だ。でも、受け入れるしかないのか。なし崩し的に『女の子化現象』を受け入れる。この生活はそんなに苦しいものではなかった。むしろ、以前よりも楽しかった。しかし、そのせいで忘れようとしていた過去の数々の『あの日』を思い出してしまう。このままでいいのだろうか。私は自問自答を繰り返すが、答えは当然ながら出なかった。今までとは違う、『女の子』としての視点で物事を見るようになっていた。それがたとえ本物でなくても。 しかし、劣等感は根強く残っていた。やはり、私は普通ではないのだ。 ※女体化要素が入っています。苦手な方はご遠慮ください。
更新:2018/1/21
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