四天王筆頭、魔弓のバーンダーバ。 彼は争いを好まない性格故に魔王の温情で迷宮の奥で一人、人類の最強武器である【聖剣】を勇者の手に渡らぬように護る任務についていた。 だが、勇者は聖剣を手に入れる事無く魔王を打ち倒した。 バーンダーバが魔王軍に戻ると戦友も部下も全員が彼を役立たずと罵った。 彼は肩を落として魔王城を去った。 だが、生き残った魔王軍は殆どが知らなかった・・・ 彼が魔王すらも遥かに凌駕する力を持っている事を・・・ 彼はどんなそしりを受けようとも魔王の悲願である魔界を豊かにするという夢の為に一人、人間の世界に入り冒険者となった。
更新:2022/4/19
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「劣化版勇者にもう用はない」 故郷を一緒に旅立って、苦楽を共にした親友にそう彼は吐き捨てられた。 勇者の傍には想いを寄せていた幼馴染が頬を染めながら勇者に肩を抱かれていた。 勇者と魔法剣士。 全ての能力が勇者よりも劣るバレンはいくら努力しても勇者との差は開くばかりだった。 それでも、懸命に勇者の力になろうと頑張っていたが、どうにもならなかった。 バレンの心は砕け散った。 その心を繋ぎ合わせたのは“怨み” 彼は勇者に復讐するべく、血の滲む鍛錬の果てに力を手に入れた。 魔王を瞬殺するほどの力を。 彼は魔王の玉座に腰を降ろし、彼の者の到着を待っていた。 勇者の相手になるのは魔王では無く 自分だと・・・
更新:2020/7/2
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