――これは、からっぽの物語。……からっぽな人間の物語。―― 遠い未来、人々は魔法でこの世を治めるようになった。 非科学的なその力は、科学では成しえないことを遂げ、たちまち国民は幸福になった。国すべてが満たされた。 ――――……だと良かったのに。 満たされた世界で、からっぽの少女がひとり。 記憶と個性を持たない彼女はその空虚を満たすため、機密部隊「ギアーズ」に入る。 魔法を奪うためにやってくるバケモノ。魔法に対抗する科学研究機関。 “どうかあの子を満たしてくれ” 切なく儚く美しい、命の巡り合わせと共に。 S(少し)F(ファンタジー)な近未来魔法物語。
更新:2023/5/24
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