ゴールデン種のハムスター獣人であるチューミィは、第三王子の屋敷で働いていました。 チューミィは主人である王子様のことが大好きです。 第三王子は、獣人がたくさん住む辺境で領主をしていました。彼は薬と魔道具の研究者。獣人の暮らしをよくするように働いています。 彼の中でチューミィは特別な女の子です。 心配しすぎて、ついつい過保護になってしまいます。 今日も、立ったまま寝ていた彼女をお姫様だっこしたら、指を甘噛みされてしまいました。 前歯を立てるのは、ハムスター獣人特有の甘え方です。 「チューミィ……そんなことしても、可愛いだけだよ?」 「きゅっ?」 ハムスター獣人の女の子にデレデレする彼が、彼女を幸せにするお話。
更新:2021/5/19
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