※以前、UPした「この別れはきっと。」の続編です。 紗英は盗むように太一を見た。格好良いなと思う。小顔で、目鼻立ちがしっかりしている。紗英は女性の中では身長が高い方だが、太一はその紗英よりも10㎝ほど高い。茶色の髪がチャラさを引き立たせるが、それすら似合うのだからどうしようもない。若手らしいフレッシュさもある。それなのに、仕事はできるのだ。言われたことはきちんとこなし、向上心だってある。まだ自分が何もできない新人であるという自覚があり、率先して周りの手伝いをする。真剣なその姿と見た目とのギャップにやられる人は多いだろう。それなのに、太一がちょっかいをかけるのが、年増の自分だというのだから睨みたくなる気持ちもわからないわけではない、と紗英は気付かれないようにため息をつく。
更新:2018/7/29
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たぶん、彼は悪魔だ。天使の仮面をかぶった、意地の悪い悪魔。 「真央、重いでしょう?俺が荷物持つよ」 人前ではにこりと笑い優しくする。 「…なんで、俺がお前の荷物持たなきゃいけねぇんだよ。あ~、重い」 人がいなくなった瞬間に彼の仮面ははがれるのだ。学園の王子様の名が一気に剥がれ落ちる。
更新:2020/1/1
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「佐々木を見返したくないの?」 里香の言葉に心が動く。見返したい。見返してやりたい。あの嘲笑うかのような笑みを崩してやりたい。 あの、林だ。不良で、顔立ちがよくて、家柄もいい。そんな彼が遊んでいないわけがない。少しくらいもてあそんでもいいだろ。そもそも、本当に私を好きかもわからない。一か八かの賭け。 「私、告白する!」 思わずそう宣言していた。
更新:2013/9/21
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「花村さんは悪趣味ですね。こんな風に部下をからかって何がしたいんですか?」 「…何がしたい、か。そうだな、暇つぶしかな」 悪びれる様子もなく潤也が言った。 「あなたみたいな人に軽い人、大嫌いです」
更新:2017/11/11
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彼の名前は『あんた』。彼女の名前は『お前』。そしてここは彼の部屋。二人にはそれだけでいい。
更新:2010/2/24
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「なんで、こんなことになったのかな?」 机に伏しながら、敦は言う。 「ま、恋は盲目。なんじゃねぇの?」 面白がるではなく、ただ事実を伝えるように祐介が返答した。
更新:2014/12/31
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『月の兎』の血をひく半妖の私の婚約者は『ヤタガラス』の血をひく半妖のイケメン 私は彼を愛してはいけない恋してはいけない それが不幸になると知っているから それでも私は彼の側にいる・・彼が好きだから、駄目だとわかっていても愛してるから・・ だから・・どうか私を貴方の側にいさせてください
更新:2013/8/29
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