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ジャンル:Sf

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終わる世界で眠る灰

あなたが主人公の立場だったなら、どうするだろうか?

1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと) 人のクローンなのだろうか? クローンそのものについてはいろんな考え方があり、たくさん映画にもなっている。この物語では恐らくアンドロイドのような役割をするのではないだろうか? 人と人でないものの違いについて見た目や機能ではなく”心”があるかないかであるという考えを何処かで読んだことがあり、衝撃だった。 人間とは自分で何かを考え、選ぶことのできる生き物である。どんなに文明が進み、人間の作業が楽になったとしても人間がそこに必要なのは、人だけが臨機応変に対応できる生き物だからだと思う。 この物語では、クローンは感情を持たないとされている。果たしてその願いとは? 2 物語は(どのように始まっていくのか?) クローン同士の会話から、世界の状況が分かっていく。人間が外で生きられないほどに環境が悪化した世界。そこで働けるのは人と同じ形状ではあるが耐久性があり、ロボットのように感情などを持たないものであった。しかし世の中上手くできているわけではない。彼らは変異と合成を繰り返した遺伝子を抱えており、想定外のことが起きる。アンデット病という異常行動を起こす者が現れる。彼らは自害することができな為、そうなると処分されてしまう。現在は処分が追い付かない状況であり、もうすぐ都市の工場が閉鎖されるようである。 3 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。 ・不思議な世界観。感情が無いというう設定なのでクローンが黙々と仕事をするのだろうか? と想像していたが学習もさせるということからお喋りをし、思考することもできるのかと、思った。 ・この物語で感情のないものとされるクローンたちは、人間よりも人間らしく感じる。 ・己を犠牲にしてでも願いを叶えるところ。 ・人間とは自分勝手な生き物なのだなと、改めて感じた。 4 自分が主人公の立場だったら 恐らく主人公と同じように願いを叶えてあげたいと思う。 5 物語のその先を想像して 主人公の願いは叶わないのかも知れない。冒頭の方で最後の……とあった為。しかし彼らの行動はきっと残ったクローンたちに何か影響を与えるのではないだろうか? と想像する。あなたならば、何を感じるだろうか? あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? おススメです。

5.0
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crazy's7

(旧作2009~2018完結)幻想でSFな創作日本神話「TOKIの世界書」

私は誰? 主人公が自分自身に疑念を抱く時、それが本当の始まり。

【簡単なあらすじ】 ジャンル:SF 時計の好きな主人公は、たくさんの時計をコレクションしていた。ある日、その時計が狂っていることに気づく。そこへ突如現れたのは、時神だと名乗る人物。その人物は主人公に力を貸して欲しいと言うのだが……! 【物語の始まりは】 謎のやり取りから始まっていく。それはある少年と少女のやりとりから。 場面が変わり、時計の好きな少女の部屋へと。そこには無数の時計があり、彼女は考えを巡らせていた。しかしその最中時間がおかしいことに気づき、他の時計も確認するが正しい時間が分からなくなってしまう。そんなところに突然一人の男の子現れる。彼は一体誰なのか? どこから来たのだろうか? 【舞台や世界観、方向性(箇条書き)】 主人公の元へ突如やって来た彼は、自分を時の神と説明する。そして自分を現代伸と呼ぶように主人公へ告げる。未来と過去にも神がいる為であろう。 物語は時計が狂ってしまうところから始まり、どうやらそれが主人公の家だけでなく日本全体であることが明かされていく。 【主人公と登場人物について】 主人公は時計の好きな女の子。 現代神は彼女の力を借り、時間の歪みを直そうとする。 しかし、過去神はなんらかの目的を持ち、時間を歪ませようとしていた。 そして気になる、どちらでもない者。 【物語について】 何処からかやって来た彼は、主人公に協力して欲しいという。どうやら彼女の部屋にある古い時計を利用させてほしいと。意味の分からない主人公に、それを使うと過去に行けると彼は言う。しかしこの時点では、主人公は彼の言うことを信じてはいなかった。それはそうである。タイムスリップなど、実際にすることはできないのだから。 だが、この後驚くべきことが起きる。彼の言うことを信じていなかった彼女は、一緒に連れて行ってくれというのである。それを快諾した彼。主人公は何と江戸時代にタイムスリップしてしまうのであった。 現代神が捜しているのは過去神。どうやらその者が時間を狂わせているようなのだが。この後、現代神と主人公は過去へ向かう。すると過去神は予想通り歴史を変えようとしていた。彼に狙われピンチの二人は、主人公の描いた未来の時計を使いなんとか逃げ切るのだが。 過去神に時計を壊されてしまった主人公。不安になるが現代に帰る手段はあるらしい。飛んだ先に未来神がいるようで、二人はその人物に会いに行くことに。果たして敵なのか? それとも味方となるのだろうか? 【良い点(箇条書き)】 ・序盤で主に出てくる人物は4人だが、それを傍観しているのか、操作しているのか? 謎の人物が気になる。 ・過去というのは、人に共通の認識があるものだが、未来の思い描き方は人それぞれ。この物語では、未来に意外性が。 ・神が出てくる物語自体は、たくさんあると思う。しかしこの物語では”時間”というものに主題を置き、各時間を管理する神がいるという設定。神とは神話や信仰的なものと取られられるが、ファンタジーではなくSFと組み合わせるのは面白いと思う。 ・神への考え方が面白い。 ・段々と明かされていく事実。一体誰が敵で味方なのか分からなくなる。 ・過去の概念が面白い。過去のさらに過去では考え方も違うということに着目。 【備考(補足)】29ページまで拝読 【見どころ】 主人公は一体何者なのか? 己がなんなのか明かされていくところから物語は展開されていく。主人公は時計が好きで、テレビなどは観ない人物。ある日、自分の家の時計が狂っていることに気づく。それと同時にある人物が突如現れた。その人物は、未来か過去の時神が歴史を改変していると主人公に告げた。主人公はその人物に協力し、過去へ飛ぶ。 過去へ飛ぶには、過去の時計。現代に飛ぶには現代の時計。未来に飛ぶには未来の時計を思い描けばいいという。 過去に飛んだ主人公は、身に覚えのないことで過去神に命を狙われ、逃げた先の未来でもまた命を狙われる。命からがら逃げた先は再び過去だった。そこで新たな異変が。疑問を相手にぶつけると、返ってきた言葉に更に疑念を抱くことになる。現代の時計を壊されてしまった主人公は、現代に戻るには未来を経由しなければならない。再び未来に飛んだ主人公だったが、そこでもまた疑念が湧く。自分一体誰なのか……? まるで誰かの手のひらで踊らされているような感覚と、操られているような流れ。恐らく自分が誰なのか分かるところがターニングポイントとなのではないだろうか? SFという言葉に先入観を持っていると、伏線に”あっ!”となる、物語でもある。ただし、登場人物紹介の部分でネタバレはしているのだが。果たして主人公は、改変されてしまった歴史を元に戻せるのだろうか? あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? おススメです。

5.0
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crazy's7

長き夜を迎えて

いつか、また。

 春樹と夏美。秋の終わりに、仰向けになって18歳の男女が青空を眺めている。春に結婚した二人は春から秋までの間を、共に生まれて初めての農作業をしながら過ごした。長い冬を乗り越えるためには、何よりも食料の確保が大切だからだ。  さて、ということでネタバレありきの感想になるわけですが、でも、そもそもこの作品はできるだけ事前の情報を遮断して読んだほうが、展開の驚きを楽しめると思うので、もし未読でここまで読んでいる方がいるのなら、ぜひ作品のほうへと戻っていただきたいものです。  では、準備は良いですか?  中盤以降、この作品の舞台は人類が居住できる地球外天体、準惑星Ellipsisという場所で、二人が地球を救う鉱物資源を採るための植民者であることが明かされます。短い1年程度の春夏秋、約60年という永遠の夜にも似た冬。身近に迫る、冬、は私たちが知っているような気軽なものではなく、言葉通り、どこまでも果てしなく続いている。そんな冬の到来を待ちながらコバルトブルーの空に込めた願いとともに、物語は幕を閉じます。  読者はその結末の余韻から一文目に戻って、いつか二人にまた訪れる青空を信じたくなるのかもしれません。描写は簡潔ながらも、詩情を感じて、とても琴線に触れる作品でした。

5.0
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サトウ・レン

僕とばーちゃんと、時々彼女の島 ~僕の穏やかな島暮らしが終末を迎えるまで~

読了したその後で、もう一度読み返してもらいたい物語。

 船が見えるまで、あと十秒。いや、五秒。サン、ニ、イチ──。  僕とばーちゃんと、二人だけが暮らしている島に、度々やってくる少女──アカリが、荷物を満載したクルーザー船で接岸するシーンから、物語は幕を開けます。  二人プラス時々一人の、平穏な日常が続くはずだった毎日は、ある日、島に船ごと流れついた漂流者の存在で、少しずつ壊れ始める……。  この物語に登場してくる主要人物は僅か四人。主人公のハジメと、ばーちゃんと、時々島にやってくる少女アカリ。そして、中盤から登場してくる謎の男。  舞台も実にシンプルで、僕とばーちゃんが暮らしている島だけで物語は進行し、そして完結します。  しかしながら、描かれるテーマは実に壮大。  物語の中に紛れ込んだ”異物”により日々は変貌を遂げ、やがて世界の構造にまで及ぶ話に発展していくのです。  もしかしたらこの先の未来、本当にこんなことが起こり得るんじゃなかろうか? と薄っすら考えさせられる結末。そんな結末まで辿り着いた後で、是非、もう一度冒頭部分を読み返して欲しいですね。  きっと、なにか違う見え方があると思いますよ?  さて、筆者の卓越した筆力で丁寧に描かれる本作は、短編でありながらも読み応えは十分。  純文学好き。SF好きの双方に、自信を持ってオススメできるタイトルです。  また、筆者の代表作を知っている方なら、『ああ、何処かで見たような』という既視感を覚えるかもしれません。実際、私もそうでした。  ですが、それが『筆者の意図的なもの』だと聞かされてから、すとんと腑に落ちたものです。  気になった方は、お手に取っていただけると幸いです。

5.0
1
木立花音(こだちかのん)

ヴィシュタイン・コピーライト

二つの曲が交差するとき、物語は鮮烈に動き出す

 時は20世紀初頭。  イングレス連合王国の首都ロンドンにあるピアノバーで専属ピアニストをしていた十七歳の少女、アンジェラは、ある日ピアノバーにやってきたイケメン調律師アドニスと出会う。  彼のレッスンを受けて超絶技巧のピアノ演奏曲『右手のためのピアノ独奏曲』をマスターし、ロンドンピアノコンペティションで優勝しなければならなくなったアンジェラだったが──?  この作品の魅力は、冒頭から登場してくる馬車や蒸気自動車など、時代背景を色濃く伝えてくる描写の巧みさ。  アンジェラなど魅力的なヒロインが見せる細やかな仕草。  アンジェラがアドニスからピアノのレッスンを受けるさいに描かれる、ピアノに対する作者の知識量。  等々といったところでしょうが、一番の魅力は、理詰めされた物語の設定、構成と、巧みに張り巡らされた伏線でしょうか。  ここで、私が特に大好きなエピソードをふたつ紹介します。 ※1─4 ピアノステージ  アドニスとアンジェラがピアノ連弾で対決するシーンなのですが、とにかく疾走感と躍動感が凄い! 私が自作の中で戦闘シーンの参考にさせて頂いた回です。  ピアノなのに戦闘シーンの参考になるの? と疑問に思うかもしれませんが、百聞は一見に如かず。まあ、見てみなさいって。 ※5─3 期待以上の演奏を  アンジェラが得意としている『鎮魂歌』  マスターしなければならない『右手のためのピアノ独奏曲』に隠された秘密。  そしてタイトルに隠されているヒント。  何故、ヴィシュタインなのか?  何故、コピーライトなのか?  所々に配置されたこれらの情報がひとつに繋がったとき、鳥肌もののタイトル回収劇がやってきます。それがこの「期待以上の演奏を」の回なのです。ここから先はもうノンストップ。ページを捲る手が止まらなくなるでしょう。  さあ、今こそあなたも、音楽×冒険×スチームパンクの世界へ!

5.0
1
木立花音(こだちかのん)

アンドロイドはただ人間の夢を見るか

感情の鉄砲水一発で吹き飛ぶあまりにも脆く頼りない理性

 人間と同様の感情や記憶を処理するだけの知能を備えたアンドロイドの、お仕事中の考え事もしくは雇い主との対話のお話。  濃かったです。こういうのはピタッとハマると本当に効くというか、作者の手のひらでころんろころん転がされたような感じが最高でした。いや誤読も多分に含まれてるかもわかりませんが、でも自分が楽しんだので気にしません。こういうお話はガッツリ胃もたれ起こすくらいが一番好みです。  ジクジクこちらの内側を溶かしてくるかのような、毒みたいな絶妙な邪悪さが本当に意地悪で大好き。主人公の強引な断定っぷりや言い訳くさいところにいちいち共感してしまって、いやこれは因果が逆というか〝共感してしまったからこそそれがそのように見える〟というもの、つまりは完全に自分の映し鏡として読んでいるわけで、とどのつまりは踏み絵です。だいたい同族嫌悪みたいなもの、自分の嫌なところを勝手に他人に重ねる行為。彼女に対して覚えた引っかかる点が、そのまま減衰ゼロで百%自分のところに返ってきて、つまりノーガードの殴り合いをしているつもりがただ鏡に向かってパンチを繰り出していた、この踊らされてる感(勝手に踊ってる感)の気持ちよさといったら。  そんな自分本位な読書をやめられない自分と、主人公の袂が分かたれた第一話終盤。客観的な状況としても事件性の高い展開。よかった自分ならさすがにここまではしないもんね、と、そう思えたらどんなに楽だったか。むしろ逆で、結局何ひとつ行動に移せない口先ばかりの自分を浮き彫りにされたみたいな、そんな寂しさと悔しさがとてもたまらん感じの作品でした。濃かった!

5.0
0
和田島イサキ

スワイパー・セヴン

異質な設定の裏から突き刺してくる、ある種暴力的なまでの物語性

 格闘技にも似た過酷なショーに身を投じる『スワイパー』、そのトップランカー集団である『スワイパー・セヴン』のひとりであるところの主人公が、マネージャーの女性との最後の日々を過ごす物語。  すごいものを見ました。すごかったことは間違いないのですが、でも読み終えてなお脳がその内容を受け止め切れていません。なんですかこれは……どうしてこんなものが書ける……。  どうしても設定の部分に目が行ってしまうというか、どう考えてもいけないお粉とかを嗜みながら書いたとしか思えない設定がそこかしこに散乱しているのですが、その実このお話の核はただどこまでもまっすぐな青春物語というか、ゴリッゴリのディストピア小説です。  それも肝心のディストピア要素はほぼ単語レベルでしか触れられていないのに、その世界に生きる人間のどうしようもない苦悩と葛藤を、擬態という行為に仮託しながら見事に切り出してみせる、その手際の鮮やかさと嘘のなさ、物語から絶対に逃げようとしない姿勢のようなものが、もう凄まじい勢いと威力でこちらの顔面に飛び込んできました。すごすぎる……終盤なんかはもう肌が粟立ちました。なんなのだこれは……。  凄まじいです。なにしろ必要なものほど説明がなくて、なのにそれでも(だからこそ)わかるんです。作中三箇所にただ登場するだけの『廃棄物』という単語と、あとはマネージャーの彼女の選択と決断だけで、主人公が最後何に慟哭しているのかわかる。この「わかる」ことの気持ちよさ、物語のエッセンスをそのまま原液で注入されたみたいな凶悪さが、もう本当になんというか「殺す気か」という感じでした。死ぬかと思いました。いやもう、本当に面白かったです。すごいよ!

5.0
0
和田島イサキ

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