駅で一人の少女が泣いていた。 同じ高校の生徒だと気づいた鹿久保政宗《しかくぼまさむね》はつい声をかけてしまった。二人の物語は、本来ならばここで終わるはずだった。 「おはよう、鹿久保君!」 彼女――華宮綾芭は正宗のクラスメイト。しかもそのルックスと人当たりの良い性格で周りからの人望は厚い。『妖精』と呼ばれ、学校中で人気だった。 その日から、急速に二人は接近し始める。主に、綾芭によって。正宗は疎ましく思いながらも、はっきりとは拒絶できない。 これは二人の正反対な男女が織りなす、微笑ましい恋の物語。
更新:2019/11/24
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