1996年、渋谷の山手線高架下でお嬢様学校の生徒会長が刺殺されるという事件が発生。彼女は真面目な顔の裏で売春を繰り返しており、事件の捜査のために警視庁からは捜査一課トップの捜査班に所属する榊原、橋本という二人の刑事が派遣された。二人は地道な捜査を進めながら次々と新たな事実を明らかにしていくが、やがて一人の容疑者が浮上。最終的に逮捕されたその容疑者が裁判ですべてを認めた事で事件は幕を閉じた。それから13年後、すでに出所していた当時の容疑者が病死し、刑事を辞めて私立探偵となっていた榊原はその容疑者の葬儀に呼ばれることになる。葬儀には当時の関係者たちが一堂に会し、何ともいえない空気が漂っていた。だがそんな中、榊原は彼らに向かって「十三年前の真実を明かす」と言い始めた……。果たして、榊原が十三年越しに語り始めた事件の真実とは何なのか。
更新:2013/6/10
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2008年1月、東京・高円寺で発生したビジネスホテル火災。現場に臨場した杉並第三消防署特別救助隊は出火元の九階に突入して宿泊客の救助作業を行うが、その最中に隊長の蒲生晴孝が殉職する。だが、副隊長の南田芳和はベテラン救助隊員だった蒲生のあまりに不自然な死に納得せず、彼の死の真相を明らかにするように品川の私立探偵・榊原恵一に依頼をする。依頼を受けた榊原はさっそく調査を開始するが、やがて蒲生の死に殺人の疑惑が浮かび上がってくる……。犯人が猛火に包まれた火災現場で消防士を殺害する動機とは何なのか? あまりにも異常な現場で起こった事件の真相に、名探偵・榊原恵一が挑む。
更新:2015/9/21
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2007年9月、私立探偵・榊原恵一は奈良の大和大学歴史学教授・黒羽要五郎に呼び出され、勝手についてきた自称弟子の深町瑞穂共々奈良の地に足を踏み入れる。一ヶ月前、明日香村近くの原田山から『原田山13号遺跡』という四世紀前後の遺跡が見つかり、その石棺から遺跡の主である女性と思しき遺骨が見つかっていた。が、遺骨を検分した法医学者の話では、この遺骨には殺害の痕跡が認められるという。榊原に依頼されたのは、この一五〇〇年以上前に起こったとされる古代の殺人事件の状況解析だった……。今まで受けた事もない種類の依頼に、榊原は戸惑いながらも調査を進めていく。だが調査を進めるうちに、榊原はこの遺跡に隠されたある秘密にたどり着く事になる……。榊原恵一、まさかの歴史ミステリーに挑む。
更新:2015/4/2
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2008年2月14日のバレンタインデー。都内にある都立共栄高校で一人の男子生徒が毒殺されるという事件が発生した。凶器は下駄箱に入れられていた毒入りチョコ。被害者は同校の野球部のエースピッチャーだったが、彼にはいじめを主導していた疑いがあり、このいじめの標的となっていた科学部の松北泰助という生徒に疑いがかかる。が、松北は中学生時代の同級生である深町瑞穂を通じて私立探偵・榊原恵一にいじめの解決を依頼しようとしていたところであり、松北の依頼から榊原は事件の捜査に介入。彼の推理により松北を含めた七人の容疑者が浮上したが、一癖も二癖もある容疑者たちの証言が警察と榊原を翻弄する……。果たして、バレンタインを血に染めた毒殺魔は誰なのか!
更新:2017/2/14
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