三月ほど前から、村の墓所には怪事が起きる。ある者は夜半鼠きを聞き、またある者は夜闇を飛び交う怪火を見た。又十が化け物退治をしようと思い立ったのは、その化け物に、親父どのの墓が荒らされたが為である。
更新:2013/5/12
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奴らが人類に接触してきたのは四年前の夏の事だ。 七月十九日だったと、メアリの日記には書いてある。 そして奴らからしてみれば俺たちは、飴玉に集る蟻だった。 「奴ら」が各地に設置した天国への階段。当初は憤慨と嘲笑の対象であったそれが、少しずつ社会を、心を蝕んでいく。長い夜を思案に費やした「俺」は、ひとつの真実を見出すが……。
更新:2018/7/22
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泥団子を二つ重ねてこしらえる人形。その名は泥丸様。それに願えば望みが叶うという噂がある。実のところ、それは僕が考えて広めたものだ。だけどある日僕は知る。いつの間にか、その噂がじわりと変質してきている事を。
更新:2013/9/5
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ひとの生き様という轍、その織り成す軌跡は交わり、そして繋がっていく。偶然に紡がれながら、ふと顧みればまるで運命のように。そして結局のところ酒飲みは、自分にとても甘いのだ。『今は、雨の中』と登場人物が共通しています。
更新:2013/5/10
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言葉なしで心が通うのに、何の魔法もいりませんでした。『告白』の続編的なお話ですが、単品でもストーリーがわからないという事はありません。
更新:2013/5/9
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好きでしているんじゃない。煙草も、雨に濡れるのも、ひとりぼっちなのも。陰鬱な雲の下、冷たい雨の中で思う。傷を舐めるように、ただあなたを想う。
更新:2013/4/29
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墜落事故で死に瀕した戸森鴇は、しかし何者ともしれない影の囁きを受けその命を拾う。けれど以後、彼女の体は異常をきたした。まるで時間が固定されたかのような異常恒常性と、それすらも凌駕して身を蝕む高熱。そして夢に混ざり込む誰かの記憶。いくつもの不可解から死が間近に迫るのを予感し、許容しつつあった鴇。けれどある夜ひとりの女性がベランダ窓からやって来て、彼女との関係が、その心を少しずつ変えていく。 ※本作は「アルファポリス」にても同文を公開しております。 第8回アルファポリスホラー小説大賞、大賞受賞作。
更新:2015/4/9
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