魔神大戦、それは神々すら巻き込んだ魔王と人による争い。人側には『十英雄』と呼ばれる存在がいた。魔神大戦最終局面、十英雄たちが魔王へと決死の覚悟で挑み勝利した。だがその代償は大きかった。 勇者の死だ。 そんな中、最強の魔法使いと謳われた十英雄の一人、魔道王セイは勇者という希望を失い失意に暮れていた。もう自分はこの時代で生きていくことができないそう思った時ある決断をした。 ————いっそのことこの時代から消えよう 青年は円環魔法と呼ばれる自分を魔力に変換する魔法を使いこの時代から姿を消した。 これは絶望をその身に宿した英雄が希望を失い、新たな希望を見つける物語
更新:2024/3/6
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各国が一柱ずつ神を信仰する世界。そんな世界で数十年もの間続いた戦争があった。 その戦争の名を北方戦争 光の神ルーミュを信仰するレンシア王国と水の神ウンディーネを信仰するガイアス帝国との間で起こった戦争。長年続いたその戦争での死者数はもはや分からない。しかし、この泥沼の戦争は僅か一日の交戦、否、たった一人の少年による蹂躙で幕を閉じることとなった。 少年の名はアレス その圧倒的な力と何も感じさせない虚無による蹂躙劇は帝国の人々に絶望を与えた。そして帝国は彼を『絶望の使徒』と呼び忌み嫌った。 それから三年の月日が流れる。 表舞台から姿を消したアレスは成長し、再び世界の表舞台へと姿を見せることになる。 これはそんな少年が無くしたものを求め、真に英雄となる物語だ。
更新:2023/3/17
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