見上げるほどの大樹と国家には、共通点がある。長い時を経れば経るほど、内部が腐ってくるのだ。 千年続いたその国家も、官は腐り民は疲弊し、斜陽の時を迎えようとしていた。 そんな王国の中心地、王都に一人の若い男がいた。彼の名は、ファンオウ。地方領主の三男坊として、医学を修めつつ暮らす彼の元へ、一つの報せが舞い込んだ。領主一族が病死を遂げ、ファンオウは領主として辺境へと赴くこととなる。 この物語は、のほほんとした医師領主ファンオウが殺伐とした世界へ癒しを齎す、そんなお話である。
更新:2020/6/4
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