義理の姉、秋里夕莉(あきさとゆり)は完璧な女性である。勉強もできて、容姿もいい。学校では色々な人から憧れられている素晴らしい人だ。 でも、姉弟になったばかりで、俺との仲はまだぎこちない。 そんなある日、義姉さんが俺に嫌われているかもしれないと誤解している事を知る。 嫌うなんてありえない。俺は義姉さんが家族として好きだし、仲良くなりたい。 誤解を解くため、俺は義姉さんの部屋へ向かう――誤解を解くための一言から、関係が変わり始めるとは知らずに。 義弟が大好きなお姉ちゃんと、そんな姉に戸惑う義弟の話。 #全九話完結。カクヨムにも投稿しています。
更新:2022/11/4
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俺のいる文芸部に新入生が入ってきた。久瀬水咲。小柄で大人しい女の子。部長と久瀬と三人で、楽しく高校生活を過ごす。だが、翌年の三月に部長にフラれた。辛くてうな垂れる俺に、久瀬が寄り添ってくる。 「私、悠里せんぱいの事が好きです」 「大好きなので……慰めてもいいですか?」 辛いのに、優しさが無理やり上書きしてくる。 「平気です。私、待ってます」 止めると、健気に微笑む。そう言われると、駄目とは言えない。それから久瀬は俺の傍にいるようになる。段々、俺の中に、その存在が染み込んでいく。優しさが刷り込まれていく。久瀬がいないと苦しい。傍にいてほしい。もう、一人では生きていけない。 ──そして気がつけば、どうしようもなく君に依存していた。
更新:2021/11/6
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クラスメイトの白浜さんは高嶺の花だ。俺なんかでは相手にならないくらいの完璧な美人である。そのはずなのに、俺は毎週白浜さんの家に行っている。何をしているのかと言うと、白浜さんに耳をいじられている。しかも膝枕付きで。音声動画の練習のためらしいけど、なぜ俺なんだ? 俺なんかでいいのか? 「上木くんは私の耳かき、嫌?」 そう言われると断れない。心の準備もできていないのに、白浜さんはうまく逃げ道を塞いでくる。そして気づけば俺は白浜さんの膝枕に頭を乗せていた。ダメだこんな事、他の人には絶対言えない。そんな俺と白浜さんの、内緒な日々の始まり。「今日も、いーっぱい気持ちよくしてあげる」
更新:2021/10/14
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義理の妹の冬香は俺にとても冷たい。 いつも無愛想で「うざ」とか言う。 仲直りしたいと思っていたが、そんな兆しはない。凍った関係のまま、日々を過ごしている。 そんなある日、友人の言葉がきっかけで、冬香の慌てた姿を見た。そこから冬香の態度に怪しいものを感じ始める。不愛想な態度は、もしかしたら本心ではないのではないか? 俺は考えの末、自室にカメラを仕込んだ。冬香が何かしていたら、ここに映るかもしれない。そう思って。 そして翌朝見た動画には―― 『お兄ちゃん、ん~~♡』 ――無愛想で、嫌われてると思っていた義妹が、寝ている俺に熱烈にキスする姿が映っていた。 そんな俺と義妹が、仲直りをする話。
更新:2021/10/22
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