大迷宮都市クレントの東区メインストリートから一本奥に入った道、裏通りと呼ばれる道沿いに一軒の魔導具店が存在した。 メインストリート沿いに並ぶ大手魔導具店や老舗の魔導具店は煌びやかで綺麗な外観をしているが、この魔導具店の外観はこじんまりとしていて…正直ボロい。 だが、この店を知る者は他の店など利用しない。特に王国内で名の売れた者や高ランク冒険者達は身の周りで問題が起きると必ずこの店の店主に頼る。 彼等は知っているからだ。この店以上に優秀な店は存在しない事を。 そんな店の店主――高名な大魔導師の弟子である優しい青年の元に今日も客がやって来る。 ※ 小説家になろうでも連載中
更新:2021/7/4
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