見知らぬ部屋で目覚めた私は途方に暮れていた。 何故なら私には目覚める前の記憶が無いのだ。 自分が誰なのかも、なんでここにいるのかも、なんで全身傷痕だらけなのかも、全くわからない。 途方に暮れていると、玄関の扉が開いて見知らぬ大男が入ってきた。男は、ここは裏野ハイツというアパートで、自分は医者であなたの主治医であると言うのだ。 男の説明を聞くに、私はとある事故に遭ってしまい、そのせいで全身に傷を負い、記憶まで失ってしまったらしい。 「この裏野ハイツに住んでいる住人全てが、あなたに大変お世話になっておりました。ですから、我々があなたの記憶を取り戻すためのお手伝いをいたしましょう」 男の言うとおり、翌日から私は記憶を取り戻すために、この裏野ハイツと呼ばれるアパートの住人たちと面会していくことになるのだが…………
更新:2016/7/30
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