“金さえ手に入れれば、全てを守れる。手段は何だっていい” 行き詰った孤児院と五億円の負債を残し、父が自殺した。 それらは非合法であるが故に放棄不能であり、息子・杉野イツキは否応無しに残酷な現実に直面する。 “行き場を失くした子供達は、悪趣味な大人達にとって恰好の玩具” 子供が一人解体されていく様を見てそう思い知らされたイツキは、同時に「金があれば全てを守れる」事に気付く。 常設二人零和有限ギャンブルルーム 「ペレストロイカ」。 その劇場の様な地下室で、イツキは手段を選ばずに勝ち続ける道を選ぶ。 それは、自己も他者も躊躇いなく傷つけ続ける道だった。 旧題「перестройка -ペレストロイカ-」 旧名義「十七尉」
更新:2020/4/2
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セヴェーロ=バッセンハイムは幼少の頃、病弱であることを理由に親に捨てられていた。だが、次期国王の身であったレギナード=ヴァレンフォードに拾われ、その後は親友として共に成長し、やがては近衛兵長として国王となったレギナードを護る身となった。 しかし、優しすぎる性格のレギナードは、周辺国からの侵略に対し兵士を率いて戦うことが出来ず、それ故に国家に危機をもたらしていた。 なんとかしてレギナードの内に眠る“獅子の心”を揺り起こすべく、セヴェーロはある決心をする。
更新:2012/6/21
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「みんなで、生きて卒業する」 東京政府と京都元老院の内戦が続く現代日本。しかし両者には戦力に絶対的な差があった。 京都元老院の召喚士が使役する“幻影生体(ミラージュ)”は、人間の魔導士よりも遥かに強大な力で東京政府を圧倒した。 優秀な魔導士の殆どを損耗し、魔導士官学校の生徒すら逐次投入する程に窮した東京政府は、新たな戦闘教義を打ち立てる。 “戦闘科により敵を足止めし、諜報科により召喚士を暗殺する” その戦略は魔導士官学校の生徒達により実践され、半ば捨て駒として運用されつつも時間稼ぎ程度の役割は果たしていた。 ――内戦開始から五年。 その年“諜報科第四期生”として集められたのは、たった七人の生徒だった。
更新:2022/3/4
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