この世界が物語であることにアリスだけが気付いている。 ヒロインをいじめる悪役令嬢の役割を与えられた敬愛する主人は、断罪の果てに破滅。アリスはその後を追って命を絶つ。 毎回、冷たく暗い部屋で一人死を迎えると、再びこの世界に舞い戻っている。 理由は分からない。でも何度やっても同じ。 いつも、いつもいつもいつも!同じ結末がやってくる。 ―――だから物語に忠実に、自分の役目を果たすことだけに専念していた。 それなのに、今回はなんだか悪役令嬢の様子がおかしくて。 婚約者に近づくヒロインをいじめるどころか興味すら示さない。 ヒロインには何故か懐かれるし悪役令嬢はやる気がない。だけれど物語はちゃんと進んでいく。 誰も知らない結末に向かって。
更新:2021/9/17
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今日は晴れの日、稀代の悪女、シュネー・フォン・アサルトハイム伯爵令嬢の処刑日だ。 処刑を担当するのは婚約者である王子に奪われた彼女の犬。決して逆らえない呪いが二人を苦しめる。
更新:2021/2/6
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みなしご同士、家族同然に育った幼馴染を守るため、神殿に仕え聖女になったセシリア。人界と魔界の間で起きた争いを終わらせるため、魔王討伐の長い旅へと出た。 無事魔王を倒し、ようやく解放されるという時に、仲間に裏切られ再び魔界へと一人落とされてしまう。その上幼馴染は神官長により既に亡き者にされていた。生きる意味を失ったセシリアは絶望し、人界の中で最大の禁忌とされている“堕天”をしてしまう。 堕天した彼女を拾ったのは、彼女が倒した魔王もとい魔界の城主に仕えていた魔族たち。 彼らは目覚めたセシリアに告げる。『前の城主倒したんだから次の城主はお前だ!』と。 いや、魔界のルールって元聖女にまで適応されるんですか? 仮にも元敵なんですが。 ※毎日更新
更新:2021/8/21
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