白い砂浜青い海。リゾートチェアに寝そべるパンドラは、大好きなノアにかき氷を食べさせてもらう。 それはとても甘くて、切ない温度で。 「えへへ。ノア、大好き」 パンドラはノアを抱く腕にぎゅっと力を入れて感謝の気持ちを伝えた。 「私も大好きですよ」 応えるノアの体はとても硬い。そしてひやりと冷たい。 パンドラが生まれてから、ずっと一緒にいてくれたノア。パンドラは彼が大好きだった。 褐色の硬い指、執事服に包まれた広い背中、全てがパンドラのための優しい嘘だとしても。 なななんさま主催の「夏の涼」企画への参加作品です。 銘尾 友朗さまの『夏の光企画』にも参加。
更新:2018/8/16
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「涼」 「なんだよ」 名を呼んで振り向いたショートカットの女。 「なんだよ。他の女たちのご機嫌でもとっておけよ。どうせ、オレなんて女だと思ってないんだろ」 ぷいと背を向けて不機嫌な涼に、俺は堪えきれない笑いが出る。 クラスメートの数人で行った夏祭り。俺はわざと涼以外の女にだけ愛想を振りまいた。 涼はまんまと俺の策略に引っ掛かり、怒っているらしい。 意地悪な男子と見た目は男っぽい女子の話。
更新:2018/8/6
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風鈴の音で目が覚めた私。 その側にはこの家の“あるじ”がいて……。 夏の夕暮れ、私とあるじと縁側で夏の涼を満喫する。 こちらはなななん様の「夏の涼」企画参加作品です。
更新:2018/8/11
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あなたと二人、海底へ沈む。 なななんさま主催の「夏の涼」企画への参加作品です。 天界音楽さまの「#二人だけの閉じた世界」企画にも参加。
更新:2018/8/4
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