伯爵子息がその腕に美貌の少女を張り付けて、己の婚約者であったはずの子爵令嬢を罵倒している。泣き崩れる令嬢を冷たく一瞥して、伯爵子息が婚約破棄の言葉を紡ごうと口を開いた―――直後、「そこまでですわ!!」まるで一筋の光線のごとく現れた令嬢と青年がいた。令嬢は悲嘆に暮れる子爵令嬢の傍に膝を着いて呟く。「可愛い人、泣かないでくださいな。あなたに涙は似合いませんことよ」「ちょっと待って!!なんか打ち合わせと違うんだけどっ!」婚約破棄の邪魔をしにやってきた彼らは、有名公爵家のご令嬢と国の第二王子。人々は彼らを、『祓い屋』と呼ぶ。―――婚約破棄を書いてみたけれど、どうしてこうなった。
更新:2017/7/6
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