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作:信仙夜祭

勇者の称号を剥奪された体力バカ~「超回復:体力」を魔力とステータスに変換して無双します~

「第7回カクヨムWeb小説コンテスト」  中間選考通過作品(22年3月)  スキル【超回復:xx】……。  十五歳の成人の儀でこのスキルを神様から貰った者は、国王に待遇を約束されていた。  【超回復:負傷】や【超回復:魔力】を持った者達は、魔物の駆除に貢献し王国の領土を増やすことに貢献して行った。  しかし、主人公のビットは、【超回復:体力】だった。  ただ走るだけなら、日に100キロメートルは走れるが、スピードは出ない。荷物も重い物は持てない。  どんなに体を鍛えても、ビットの基礎体力は上がらずに、周りから白い目で見られる毎日。  それもそのはず、ビットの基礎体力は、スキルにより常に一定に保たれてしまっていたのだ。つまり、成人の儀から、成長も老化もしないというスキルだった。  終いには、手紙を配達するしか能が無いと国王に無能の烙印を押されてしまう。  そして他の勇者パーティーに同行したダンジョンにて、大穴〈亜空間への扉〉に追いやられてしまう。理由は、王女さまとの婚約破棄のためだったが、無能の追放ということも含まれていた。  何も無い空間を漂ったビットだったが、ある空間に辿り着く。  そこには、自称魔導師を名乗る女性がいた。  魔導師は、ビットの世界よりもより進んだ魔法技術を持つ世界の住人だった。  そして、ビットは、一度自分のスキルを封印し体を鍛え始めることを勧められる。  また、魔導師の世界で最強のスキル【闘気】を教えて貰う。  そして【闘気】から魔力を変換する魔導具を貰い、四大属性魔法と空間魔法を扱える様になる。  4年の月日を経て準備が整ったビットは、元の世界に帰ることにした。  お世話になった魔導師の一つの願いを受けて。  一方で、ビットを追放した王国は、魔物達から反撃を受けていた。  ※当作品は「小説家になろう」でも掲載しております。

更新:2022/1/28

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