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竜の女の子と15才の魔女――ドラゴンランドで大冒険――(童話風)

おいでませドラゴンランド

短編:約6,000字 読了目安:12分 ※二次創作レビューです 「はいスタジオの皆さん、こんにちは! それともドラゴンは? ドラゴン芸人のドンドラゴです! こっちは相方のゴラドンド!」 「逆から読めばドンドラゴ! ゴラドンドです! 二人あわせて~」 「「ドラ〇モンです!」」 \ パチパチ ビタン! パチパチ ビタン!/ 「ああ~、ありがとうございます! 拍手に加えて尻尾での拍尾まで!」 「やりすぎるとスタジオが壊れるので、ほどよ~くお願いします!」 「さてさて! 今日は噂のダンジョン、ドラゴンランドに来ています!」 「なんとこちらのドラゴンランドにはテーマ曲あるとのことで、入場前に歌うと門番さんから素敵なプレゼントが貰えるらしいですよ!」 「がおがおがお~♪」 「可愛い声だしてますけど、こいつ今日は寝坊してきてますからね!」 「がおがお!」 「急に怖くなったのは置いといて、さっそく門番さんに話を聞いてみましょう! すいまっせ~ん!」 \ ドタドタ ビタン! ドタドタ ビタン!/ 「素敵な紳士の方々、いらっしゃいませ!」 「いえいえ、あなたには負けますって! ところでテーマ曲を歌うと何かプレゼントがあると聞いたのですが?」 「竜は、みんなのアイドルよ~。がおがおがお~♪」 「ありがとうございます! プレゼントについては初耳ですが、私から精一杯のスマイルをどうぞ!」 「うおっ、まぶしっ!」 「目がぁっ! 目がぁっ!」 \ パチパチ ビタン! パチパチ ビタン!/ 「あやうく召されるところでした! 入口からして危険な場所なようですし、皆さんも心してお越しください!」 「門番さんの話だと、さっき本物っぽいドラゴンの方がいたそうです!」 「ぼくらも角とシッポならあるんですけど、あんまりドラゴンっぽくないですからね!」 「ぼく、ドラ〇モン!」 「なにいうとんねん!」 \ ビッタ~ン! / 「尻尾の一撃が決まったところでドラゴンランドの紹介、と行きたいところですが、残念ながら時間切れみたいです!」 「詳しくはドラゴン新聞の折り込みチラシを読んでください! ではスタジオにお返ししま~す!」 ※本稿について、作者様には好評でした

4.0
1
双六 人生

旅の画家エルマと不思議な街

描かれた一瞬は永遠となりて

短編:約24,000字 読了目安:48分  本作は鞍馬アリス 様による公式フェア「異世界設定コン」の投稿作、『ミトラニア大陸誌《街編》』を基礎として、そこに作者様が物語を積み上げた作品です。  ちなみに、第8話「コルディウス 〜神殿を積み上げる街〜」は名前の通り、神殿が積み上がった街です。つまりは神殿 on the 神殿ということで、ちょっと想像しにくいところに興味を惹かれるのではないでしょうか。  数々の不思議な街を旅する主人公エルマは、天才画家とのこと。  しっかりと絵を描くカンバス作りから始め、支えにはイーゼルを使い、パレットに広げる絵の具も豊富に持ち歩いているようです。写真と違って時間がかかりますから、数日かけて1枚の絵に取り組むのも当たり前です。  私自身は人に見せるような絵を描ける人間ではありませんが、そうした絵を描くことの基礎が丁寧に描写されており、抜かりない作者様の姿勢に好感を覚えました。  様々な街を旅する物語は、作者が思い描いた数だけ新たな街が生まれ、どこか移り変わる車窓を眺めているような気分になります。過ぎ去った風景は一瞬で遠くに離れ、時間を巻き戻して同じものを見ることは叶いません。  一方、旅人は町の外から来た余所者ですから、さすがに理由なく排斥されはしないまでも、手放しで歓迎されにくい存在に思えます。  しかし、本作の主人公エルマは天才画家です。  彼女の目に映る街の風景は彩りにあふれ、出会った人々とのやりとりすら、永遠に絵画の中へと収めてしまうかのようです。さらに出来上がった素晴らしい作品を見て人々は喜び、彼女の功績を讃えます。  そうしてエルマは絵画を通して、訪れた街そのものと一体化しているような気がしました。  もしよければあなたもエルマの旅に付き添い、不思議な街の風景を心に思い描いてみては如何でしょう?

4.0
0
双六 人生

アトランティスのつまようじ

ストーリーテラーのジレンマ

関川さんの小説を読んだ後は、いつも考えさせられます。 自分の解釈はあってるのだろうか? と不安になりながら(これは決して筆者の意図するところではないとは理解しているのですが)ストーリーを振り返り、セリフを振り返り、残されたメッセージを考えます。 いつも「読みやすく、世界に入り込めて、読後感のいい小説」であるがゆえに、単純に読んで面白かった、だけだともったいない気がして。 多くの話を書き、多くの話を読む筆者の苦悩、ストイックなまでに読者視点に立ち続け、アイデアを出し続け、こだわり続け、すり減らした筆者の魂が感じ取れる気がして。 作中のキャラクターに対する愛情、こだわりと情熱、あくなき向上心、書くことに対する楽しみと苦しみがどこから生まれるのか知りたい気がして。 そんな筆者のジレンマが表れているのがまさに今作なんじゃないかな? と思ったり。作中のストーリーテラーは全て筆者、関川二尋の分身であることに疑いの余地はありませんが、それぞれが悩みや思いのたけをぶつけ合った結果の完成度、という気がするのです。筆者の脳内ではきっと、繊細な関川、大胆な関川、そしてアイデアを出す関えもんによる、あーでもない、こーでもない、いっそのことぶっちゃけてみるか? やっちゃう? やっちゃえ! みたいな会議が繰り広げられていて、それを経由して「アトランティス⇨アトランティス」の旅が出来上がったんじゃないかな、と勝手に妄想してしまうのです。 今作は純粋に「読んで良かった」と思うとともに、これからも関川さんには傑作を生み出し続けていただきたいな、と、そんな感情を抱きました。

5.0
0
叶良辰

ライオット オブ ゲノム 〜孤児でいじめられていた私ですが、どうやら魔女だったようなので、悪い奴をやっつけて国を大改造することにしました〜

一人の少女の革命が今始まる

 物語の主人公シエラは、生まれたときから両親がおらず、孤児院で暮らしている。また、髪が白いことを理由に村の子どもたちからいじめられることは日常茶飯事。それでも、彼女はたくましく孤児院の仲間たちと生きていた。しかし、そんな彼女に事件が起こる。そして、その事件をきっかけに運命の歯車が回り始める。自分、世界の真実を知った彼女は、頼もしい仲間と共になにをなすのか。ぜひあなたの目で確かめてみてください。  作者さんの巧みな心理描写で感情移入しやすいところがこの作品の魅力です。主人公のシエラがなにを考え、どうしたいのか。読者はそれを感じ取りながら読み進めることができるので、ドキドキです。また、情景描写も素晴らしいです。バトルシーンでは、目の前で起こっていることを臨場感たっぷりに説明されているのでわかりやすいです。それに、美しい光景なども丁寧に描写されているので、目の前に浮かんできます。  また、お話は前述した内容のわりにそこまで緊張感漂うものではないので、気軽に読むことができると思います。  みなさんもぜひご一読あれ。

5.0
0
砂漠の使徒

今から蝶を吐きます

何十年という月日の孤独が短い文章にぎゅっと込められた美しいBL

愛と苦悩を秘めながら過ごした何十年という月日の孤独が、3500文字の中にしっかりと込められていて、素晴らしいです。 作中には「僕」の思いがギュッと詰まっているのですが、特に「アナタの、僕との枝分かれの先に咲いた、花」というのがひどく刺さりました。 赤ちゃんをかわいいと、美しいと、神々しいとさえ思うけれど、それは自分と「アナタ」の間のものではない、というそこに大きな孤独が見えた気がします。 赤ちゃんの手を引いて「アナタは孤独じゃない」と語るその裏に、「僕」自身の孤独が感じられ、「僕は孤独だ」と直接書かれるよりもずっとずっとその孤独の重さが伝わってきたように思います。 そうしてそれが葬式の場面にも繋がっていき、気づけば「アナタ」はたくさんの子どもや孫に囲まれていて、そこに「僕」の入る隙間がない。 長い月日、共有できなかったものの重さが感じられました。 けれど、ここに孤独が極まったかに思えた時、「僕」が吐き出した蝶がとても鮮やかに作品を色づけてくれました。 枝の先に美しく咲き誇った花たちとは違う、二人だけの愛の形というのが鮮烈に視覚化されていましたし、それまでの長く深い孤独の先に描かれたからこそ、ささやかでもとても切なく印象的でした。 また、「僕」が可哀想なだけでなく「アナタ」の両親が亡くなったことを密かに喜んだり、赤ちゃんに対して皮肉めいたことを言ったりと、感情の生々しさが見えたのも、良かったです。 リアルな感じが強まって、より語り手に寄り添えた気がします。 最後に、私は「ブロークバック・マウンテン」という映画が好きなんですが、この作品を読んで、なんだかちょっと思い出しました。 ホモフォビアが当然の社会の中で、カウボーイ同士のの二十年に渡る愛を描いた作品なんですが、題材だけでなく、長い月日の重さと苦悩が近い気がして…。 映画オタクなので、好きな映画を彷彿とさせてくれたという意味でも、とても心に残る作品でした。

5.0
0
ぞーいー

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