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サイト:小説家になろう

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小説投稿サイトでランキング一位を取らないと出られない部屋

あの『無職転生』の筆者が手掛ける。最高傑作!

 最初に謝っておきます。  『無職転生』も最高傑作です。(紛らわしいキャッチコピーで申し訳ないです)  ただ仮に『無職転生』と当作品、どちらがより優れているかと問われれば私は当作品を推します。  再三になりますが、『無職転生』も優れた作品なのは確かです。  そしてそれが覆ることはありません。  以上の点から、当作品が理不尽な孫の手の先生の代表作として扱われることは残念ながらないでしょう。  しかし、当作品にはそういったハンディキャップをものともしない面白さがあります。  ……正直に申し上げましょう。私は『無職転生』を読んだ時よりも当作品のほうがより印象に残り。また感銘を受けました。  そう思えるのはどうしてでしょう。  理由は沢山ありますが、あえて絞るのであれば2つあります。  まず1つ目に「テーマがなろうを使うニーズに合致し、なおかつストーリーとして上手く組み上げられている点」です。  タイトルからわかる通り、当作品は小説家になろうでランキング1位を目指すというシンプルな構造となっています。  しかしこの手の作品(小説を書く指針などをまとめた執筆論、エッセイなど)は、総じて啓蒙的でかつ論理的な話が多く面白くないことが多いです。  だが当作品はそういうマイナスなイメージは全くなく、あくまでライトノベルの文体で書かれており、ストーリーも丁寧に、そして読者の心を惹きつけるよう描かれています。  まずこれだけで十二分に凄いことなのではないでしょうか。  2つ目に「作中で紹介される執筆の極意が、真に迫った内容である点」です。  当作品では執筆初心者がやりがちなミスから、タイトル論、はてには筆者が心掛けておく姿勢まで事細かに、そしてストーリー性を損なうことなく描かれています。  そしてそれらの極意が、実際に効果があるのか当作品でも使われているのです。  ネタバレになるので、あえて差し控えますが、ある該当箇所を読むだけである程度の執筆論がいつの間にか身についてしまうという魔法みたいなことが起こります。  そんな力の一端を垣間見ることができる……それだけで当作品は読むべき価値があるかと思いますが如何でしょうか。  他にも多くの理由がありますが、これ以上語るのも無粋かと思います。  ここまで長ったらしく、拙いレビューを読んでいただけたということは、貴方の心の中に当作品の魅力が湧いているということでしょう。  であるならば、ぜひとも自身の手で当作品を読んでいただければと存じます。  決して無駄な時間にはならないと保証します。

5.0
0
らい しゅう

【旧版】勇者を倒すのは魔王じゃなくて。

もふっとしたかわいい魔物と優しい勇者たちの、ほのぼのとした旅のお話。

 軽快でポップなギャグテイストの、ほのぼのファンタジー作品。  コミカルなのにほろりとくる展開もあります。  全10話(約1.5万字)の短いお話の中で、勇者たちの面白さ・頼もしさが十二分に見られます。  個性的で仲間思いな彼らの旅路を、もっともっと見たいと思った作品でした。 ◆  優しい勇者。  脳筋な魔法使い。  たたかえない武闘家。  薬草でサポートする僧侶。  そして小さくもふっとした魔物、フロイ。  彼らは魔王を倒すための旅路にいました。  物語は『ゆうちゃ』の寝首をかこうとするフロイの視点で進みます。  フロイは心の中ではとても饒舌なのに、いざ声を出すと『舌足らず』な話し方になってしまいます。  そのギャップがたまらなく可愛らしいのです。  ボケの揃った勇者たちに対するフロイの心の中のツッコミや、コミュニケーションが取れているようで取れていないアンバランスさが面白くて好きです。  読んでいる最中、私はずっと「フロイが可愛い……フロイが可愛い……」としか言えない物体になりました。 ◆ 『だれかのために勇気をだせる者は、みんな勇者なんだよ』  勇者が祖父から言われたこの言葉を、彼はそのままフロイにも伝えます。  そのシーンがとても印象的で、弱い魔物のフロイは決して弱虫ではないのだと涙腺が緩みました。  はたして勇者は魔王を倒すことができるのでしょうか。

4.5
1
mochi*(読み専)

九十九の黎明 -地図描く少女と禁じられた知識-

謎解きも冒険も楽しめる、児童文学風ファンタジー

主人公のウネンは、小柄で男の子と間違えられてばかりいる少女です。一人称が「ぼく」で、考え方や行動も少年ぽくて、性別とか関係なく読者を物語に引き込んでくれます。 そんなウネンに地図の作り方を教えた師匠は、三年前から行方不明なのですが、その師匠を罪人呼ばわりして探しに来たのが、旅の剣士オーリ。大柄で口下手で不愛想で、「いかにも」て感じの強面ですが、実は苦労性で心配性で、天然ボケも入ってます。 後から合流した凄腕の魔術師モウルは、口が上手くて愛想が良くて女性にモテる、これも「いかにも」て感じですが、早々にメッキが剥がれて胡散臭い呼ばわりされてしまうという、ちょっと残念なお兄さん(私は大好き)(ほんと好き)。 なんだかんだあって、ウネンの師匠を探して旅に出た三人は、お互いに理解を深め、支え合う様になり、それぞれの辛い過去も乗り越えていきます。 テンポの良い会話とか、阿吽の呼吸とか、最高のトリオです。 登場人物だけでなく、物語もとても面白いです。 小さな事件やトラブルを一つ一つ解決している内に、気が付けば目の前には世界の秘密が立ち塞がります。あれも、あれも、あれも伏線だったのか! と驚くと同時に、読み返したくなりますし、事実読み終えた後に何度も読み返していますが、伏線を確認するのが本当に楽しいです。 ファンタジーならではの美しい表現も、人々の生活や文化の描写も、まるで映画を見ているかの様です。 子供の頃に夢中になって読んだ児童文学ファンタジーを思い出す、宝物の様な物語。いつまでもこの世界に浸っていたいと思わずにはいられませんでした。

5.0
0
akinokonika

ベルと魔法使い ~眠れる森の美女になって25年、妹夫婦に娘が生まれたので、そろそろ起きる時間です~

眠り姫の真実とその後

眠り姫伝説発祥の地と言われている国が財政難を解消する為に、王女ヒロインがわざと魔法にかかり眠り姫になって人寄せパンダになるというお話。ユーモラスな明るいタッチで描かれ、またですます調で書かれているのでお伽噺を読んでいる気分になった。 冷静に考えれば、若く一番楽しい青春の時期に眠りにつき、そのまま25年も体は年老いていくのに目を覚ますことができなかったという残酷な物語なのだけど、ヒロインはそれを家族のため国のため当然のことと思い後悔していないのが偉い。しかもちょっと天然で可愛い。40歳過ぎていても可愛いぞ。 彼女を眠りにつかせた魔法使いヒーローは彼女のそばでずっと見守っていたのだけれど、ヒロインが目覚めた後、記憶の中にあった少年の彼と大人になった彼の違いを発見するシーンが良かった。そして後に告げられる彼と王との約束の内容に胸キュン。初恋が成就するっていいねえ。また彼が独占欲丸出しで眠り姫を守っていたのには笑ってしまった。こういうヒーロー大好き。 眠り姫の舞台裏と、彼女のその後の恋愛がバランスよく書かれていて面白かった。短編なので空いた時間にサクッと読めたのも良かったです。

5.0
1
らな(ラナンキュラス)

最近の「いいね!」

カクヨムファンタジー連載:98話完結

林檎と甜橙、女奴隷とその主人

まだ転がり続けるの? 意外な展開でぐんぐん読まされる

異世界からきた、とある男性の面倒をみることになったレティクラタ。彼の世話のため女奴隷を買うことにした。  …という感じで始まるこの作品。導入部は男性との恋愛もの?と思っていたのですが、話は思わぬほうへ転がり続けます。最後まで!  長短にこだわらないエピソードの区切り方や、直接的な表現をすることなく関係の変化を匂わせる描写など。いろんな箇所に効いている技やシリアスとコメディの緩急も見事で飽きさせず、どんどん読めてしまいます。 本当に面白かった。  設定もしっかり練られているようで、この先のエピソードや登場人物たちの細かい背景まで気になってしまう魅力的なストーリー。  軽い読み口が好みの方、少し深めの考察が好きな方、どちらにも楽しめる作品です。ぜひいろんな方に読んでみてもらいたい。おすすめです!

小説家になろうコメディ短編完結

俺がパーティーから追放したひよこ鑑定士が、SSSランクになって復讐しにくるらしい

アイデアは面白い。

でも、ひよこ鑑定士、全然関係なかった。。。

小説家になろう恋愛連載:154話

絶対呪ってやるからな!【番外編更新中】

暴走沸騰系女子・メイジーによる!拳で☆母を探して。 第一の手段候補は呪いのモトを手に入れる事から

下町で元気に給仕に励む母子家庭の子メイジーは、サバサバした赤毛美人。だがある日突然、下町を謎の高級馬車が走り去った後、家の部屋は血だらけで、もぬけのから。どうも母は攫われたらしい?メイジーは誓う。絶対許さない!下町の隣人たちの諫言をお供に、ちょっぴりニワト…たんじゅ…激怒したメイジーはノンストップで暴走を始める。貴族にツテ?下町にあるわけないじゃ無い!そんな時は呪いがマストって聞いたわ!材料を取りに行くわよ!← これは、たいがい拳で解決しようとする(注・うら若き女性です)メイジーをひょんな事で知り合った美麗な兄と妹が必死に止める?物語。 竹を割りまくってもうスパーン!スパーン!言ってそうなメイジーが爽快。 悩んでる事が小さくかんじる…よしがんばろ!と思わせてくれる、ストレスが飛んでいく小説です。2024年3月中旬の更新ここ数話で、お母さまと再会した今が読み始めるチャンス!