私は、目を閉じた。 「大丈夫」だと、自分に言い聞かせる。 「大事な」の後ろには(幼馴染)と入るのだ。 彰人の優しさは、家族がそうするような、兄がそうするような、そんなそれ。 大丈夫。 勘違いなんかしない。
更新:2011/9/16
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※以前、UPした「この別れはきっと。」の続編です。 紗英は盗むように太一を見た。格好良いなと思う。小顔で、目鼻立ちがしっかりしている。紗英は女性の中では身長が高い方だが、太一はその紗英よりも10㎝ほど高い。茶色の髪がチャラさを引き立たせるが、それすら似合うのだからどうしようもない。若手らしいフレッシュさもある。それなのに、仕事はできるのだ。言われたことはきちんとこなし、向上心だってある。まだ自分が何もできない新人であるという自覚があり、率先して周りの手伝いをする。真剣なその姿と見た目とのギャップにやられる人は多いだろう。それなのに、太一がちょっかいをかけるのが、年増の自分だというのだから睨みたくなる気持ちもわからないわけではない、と紗英は気付かれないようにため息をつく。
更新:2018/7/29
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
美女だって恋をする。のその後です。数日後の朝の一コマ。
更新:2019/6/22
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
政略結婚の相手どうしのルイスとティアナ。 恋をして結婚したいルイス。 恋をしたくないティアナ。そんな二人のお話。 全10話
更新:2021/10/15
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※愚かな恋の続編です。そちらを読まなければわからない話となっておりますのでご注意ください。 「好きだよ。理子」 耳元で囁かれる言葉。 昨夜何度も「好き」という言葉を聞いた。同じ言葉のはずなのに、まったく違う言葉に聞こえる。 感情が含まれない言葉というのはこんなにも胸に響かないものなのだとこの時初めて知った。
更新:2013/4/14
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
好きな人がいます。 「好き」だと言ったら、その人は、「俺も」と応えてくれました。 けれど、私の「好き」と彼の「好き」には、大きな差があるようで。 きっと、ほんの少しの差なんです。 私と彼は同じ人ではない。ただそれだけの差なんです。 けれど、私は彼が好きだから、その差がひどく大きく見えて、時々、無性に泣きたくなるんです。
更新:2012/2/5
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
「I love youを訳すならなんて訳す?」 「…あなたといると泣きそうです?」 好き、なんて戯言がちょうどいい。そんな関係が楽だ。本気の言葉などいらない。寂しい時に、一緒に夜を過ごしてくれる人がいればいい。一番である必要なんてないのだから。
更新:2016/5/21
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
「なんかもう、いい加減にしてほしいよね」 「本当にね」 2人は顔を上げ、少し離れた集団を見る。正しくは、女の子たちに囲まれている自分の彼氏をだ。 「モテるのは知ってるけど…あそこまでじゃなくてもいいのに」 優子がもう一度ため息をついた。
更新:2014/3/30
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。