この世には、もう一人の自分が居る。 今年で三年になる高校生、草延匠悟は二年もの努力の末に意中の人と想いを通じ合わせる事に成功した。その後の人生計画は穴だらけだが二人は順風満帆で、同棲を約束した仲でもあった。それは迷信よりもずっと確実で、繊細で。 彼女が自殺しなければ、いつまでもそう思えていられた。 次の日、彼女は何事もなく登校してきた。 ※当作品はカクヨムでも掲載されていきます。
更新:2021/9/23
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他人には親切にしましょう。 その言葉通り、世界はとても優しくなった。困っている人を見かければ、誰もがその人を助けたくなる。助けてほしいと手を伸ばせば、道行く全てがその手を取る。皆が皆の救世主。 そんな、文字通り非の打ちどころがない世界で俺―――式宮有珠希は助けに応じない唯一のロクデナシとしてそれなりに平和な生活を送ってきたが、無茶苦茶な切っ掛けから俺に殺された謎の女性、楠絵マキナを知る。 キカイを自称する彼女をサポートするべく、俺は日常を捨てていく。 「私を助け……なくていいから、責任は果たしてよねっ」
更新:2022/5/16
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七凪雫(ななぎしずく)、十八歳。 天玖村(あまくむら)と呼ばれる閉鎖集落に生まれた彼女は、十四歳の時両親を殺害。二人の死体が発見されるまで半年のペースで十人を殺害していき、十八歳を迎えた時に村中の人間を全て殺害。同時に自首。取り調べの際にも挑発的な言動を取るなど態度に反省の余地は見られず、取調室に居た警察を殺害。その極めて稀な残虐性と事件の悪質さから彼女には極めて妥当な判決として即刻死刑が言い渡された。 しかし護送中、原因不明の事故により姿を消す。死体が見つかっていない事からも警察は脱走したとみて彼女を指名手配した…… そんな彼女は今、俺の恋人となって家に住んでいた。 ※ 当作品はカクヨムでも掲載されていきます。
更新:2021/5/1
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首藤狩也はその名前と、彼に関わった友人は例外なく首を刈られるに等しい目に遭う事から、首狩り族と呼ばれていた。不本意なその呼び名を作った元凶は唯一の友人、水鏡碧花。彼女こそ全ての黒幕。彼女の機嫌を損ねた人間は、別の意味で再起不能になる。その事実がすり替えられ、いつの間にか自分の噂となっていたのである。 彼女に関わったすべての人間は等しく最大の不幸に見舞われる。 「それはそうと、君。今回のテストは難しいよ? 私で良ければ教えてあげるけど、空いてるかい?」 自分以外は。 ※当作品はカクヨムでも掲載されています
更新:2019/8/13
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―――ああ、なんだ。また来たのか? 話が聞きたいって? 仕方ないなあ。それじゃあ今度は何を語るとしようか……ああ、そうだな。出会いの季節の今ならば、こういう話がお似合いか? それは歪な世界で生きてきた勇者の話。
更新:2017/4/10
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それは、贖罪。 それは、断罪。 それは、気休め。 それは、決意。
更新:2021/9/26
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