二十二世紀後葉、木星系に進出した人類は、衛星イオを拠点にエウロパを開発しようとしていた。豊富な鉱物資源と地熱に恵まれたイオと異なり、エウロパは氷に覆われた極寒の地である。だが、その厚い氷の下には無尽蔵の水がある。その水をイオに運搬するという巨大プロジェクトの一端を担うのが辺境インパクト作業船とそのクルー達。操砂士として、船に乗り込んだのは青年リュウイチ・タニヤマ。エウロパの巫女にあこがれる地味なスペースエンジニア。彼こそ、星を動かす者である。厳しい船長に鍛えられ、陰謀に巻き込まれ、宿命に翻弄される。辺境インパクト作業船を舞台に彼がつかみ取る果実は、栄誉なのか、富なのか、愛なのか。
更新:2017/3/5
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近未来の日本は、疲弊していた。人生の負け犬とよばれてもおかしくない中年の男、結城稔もまた疲弊していた。彼が再起をかけて探しているのは第三オアシスと呼ばれる数だった。その数さえ見つければ、名誉を挽回できる。その数さえ見つければ、悲恋を封印できる。そう思っていた。だが、その数は、国を復興し、世界に変革を起こすやもしれぬ数だった。そのために、結城は狙われ、逃亡する。新たな仲間の危機、裏切り、切ない思い出。すべてに決着をつけるために罠の中に飛び込んでいく。
更新:2012/8/2
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人類は滅亡の危機に瀕していた。銀河を股にかける文明は、人類を危険視し、抹殺すべきだと判断した。その判断の最終確認をするために、一人の少女が地球に派遣される。ところが、乗っていた宇宙船が事故にあい、記憶を無くした状態で、少女は江戸に辿り着く。人類の命運を握った二人の女性の物語。桜をめぐる江戸時代と現代の二つの恋物語。「あなたのSFコンテスト」「なろうコン大賞」参加作品。
更新:2014/7/27
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28才の女性が、珍騒動に巻き込まれながら成長していく、爆笑ラブコメ。主人公の碧(みどり)は、腕の立つSE(システムエンジニア)。だけど、ちょと抜けていて、極度の視線恐怖症(対人恐怖症)。ごてごての理系頭脳を駆使して、恋に仕事に全力投球します。まずは、結婚紹介所を使って、いろいろな男性とデートします。仕事で男性と知り合う機会もあります。何を血迷ったか、主人公とは反対の性格の男とつき合いだしました。浮気をしていないか心配になったり、後輩や同僚の恋を見守ったり、悪女に目をつけられたり、超優良物件にプロポーズされたり…… だんだんと結婚を意識するようになりました。そして、今、主人公は二人の男性の間で悩んでいます。クリスマスイブをめぐる攻防が終わり、完結しました。
更新:2011/12/24
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