伝説の冒険者集団《七星旅団(セブンスターズ)》が、突然の解散を宣言してから約一年。呪いにより魔力を制限されたルーン魔術師、元地球人の青年アスタは、解呪の方法を探し魔術の学院へと通っていた。以前、冒険者として一線にいた経験を買われ、学生の選抜パーティとして迷宮に潜った彼は、そこで仕掛けられた陰謀の一端を垣間見る。古き仲間と、新しい仲間、そして因縁の敵を前にして、やがてアスタは退いたはずの戦いへと身を投じることとなり――。七星旅団の六番目。《紫煙の記述師》の二つ名を持ち、最強の冒険者の一角とまで謳われた印刻使い。彼が秤にかけるのは、かつての約束と新しい誓い。異世界の秘密を前にして、アスタは戦いを決意する。 ダンジョン系異世界トリップ王道風ファンタジー。 【書籍化しました。HJ文庫様より発売中!】
更新:2022/7/1
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少年は、不治の病に苦しむ少女のため、不死の果実を捜して森へと入った。魔物が跋扈し、魔女が住まうという魔の森へ。その奥で、彼は森の魔女に出会う。不死の果実を手に入れんがため、少年は魔女と契約した――。 少女は、行方不明となった少年を捜すため、聖剣の勇者の力を借りて魔の森へと立ち入った。最強の騎士と、聖女と呼ばれる魔法使いの少女は、森の奥で王と呼ばれる魔物に出会い――。 ふたつの視点が交差する、愛と祈りの物語。
更新:2014/12/26
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――それは童話の王国に、古くから伝わる物語。 ある年のこと。冬の女王が塔から出てこなくなってしまった。この国ではそれぞれの四季を司る四人の女王が交替で塔に入ることで、四季の巡りを生み出してくれている。終わらない冬。王はついに王国中へお触れを出し、冬の女王が外に出てくる方法を募ったが、一向に事態は解決に向かわない。だがそんな折、ひとりの男が塔を訪れ、冬の女王を外へ出すことに成功したという。 終わらない冬を終わらせた名もなき英雄。――その事件の裏側にあった語られない真相を記す、一冊の本が存在した。
更新:2016/12/16
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