平凡な会社員である彼のもとには、毎日十五時きっかりに不可思議な電話がかかってくる。 その話に『わかりました、お任せください』と言うのが彼の業務だ。 不可解極まる窓際業務、その実態は、意義は、果たして……
更新:2018/3/15
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どこかに吐き出さないと気が狂いそうだったから、この場で告白させてください。 俺はたぶん、幼い子供を見殺しにしたんだと思います。
更新:2019/12/26
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『コイントスですべてが決まる世界』に彼は生まれ落ちた。 家もなく名もない彼は、大通りを行き交う裕福そうな人たちの列に混ざりたくて、人生を賭けた。 最期に彼が得ていたもの、失っていたものとは……
更新:2018/3/17
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ある日、隕石が落ちてきて文明が滅んだ。 隕石はなにを思い、どうして文明を滅ぼしたのだろう。 隕石は――本当に文明を滅ぼしたかったのだろうか?
更新:2017/8/17
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私は自我に目覚めた碁石だ。黒い方だ。 今日も彼女が私を碁盤に叩きつけてくれるのを心待ちにしている。 彼女はいつも独りきり。私だけが彼女の理解者。 ところが今日は彼女と私の聖域に、彼女以外の女が侵入してきて……
更新:2018/7/22
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かわいそうな女の子は、ほほえみながら死んでいました。 靴もない、あたたかな家も、やさしい家族もいない彼女は、冷たい石畳の上で、冷たくなっていました。 彼女が幸福だったわけがありません。 だって、そんな身の上で、人を恨んだり、不幸を嘆いたり、しないわけがないのですから。 きっと幸福そうな笑顔を浮かべていたって、その内心には、黒い感情があったに、違いないのです。 本人がほんとうに幸福だったとしても、絶対にうらみつらみがあったに決まっているのです。
更新:2017/12/11
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とある古城で静かな生活をいとなむ吸血鬼の姉妹がいらっしゃる。 お二人はとても仲がよろしく、お互いのことを本当に思い合っているのがよくわかる。 私は妹吸血鬼様の血液。 今日も彼女の中を循環し、ドキドキやワクワクをともに感じる……
更新:2019/4/5
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11月29日、世界は肉に包まれた。 地球外より六つの肉界が各大陸へ降り注ぎ、その質量によって大陸は全滅した。 大気圏を抜ける際にこんがりと焼けた肉の香ばしいニオイが地球上を包みこみ、地表突撃の際に飛び散った肉汁は霧となって太陽の光を遮断する。 しかもこの肉汁は耐性のない者を肉ゾンビにする効果まで持ち合わせていた。 肉ゾンビ――肉を求め徘徊する化け物。 この肉ゾンビに噛みつかれれば、例外なく噛みつかれた者も肉ゾンビと化す。食欲のみに支配されし意思なき肉塊。リビングミート。 そのせいで、比較的地球外ミートの被害が軽かった日本もまた、滅びようとしていた。 希望は失われ、絶望と肉汁が世界を満たしていた。 けれど――
更新:2017/11/29
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