母親の葬式を終えて、ひとり暮らしのアパートに帰ってきた茅子は、自分の部屋の前に金髪の男がいることに気付く。 隣の部屋の女性のヒモをしていたはずのその人は、五日間だけでいいから泊めてくれと言い出した。
更新:2017/5/8
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
女子高生。 まだ恋は知らない。 自由の意味もよく分かっていない。 でもきっと、それらを知るのに必要なのは、ほんの一瞬。
更新:2016/8/23
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
彼女の気紛れは桁外れ。 子猫なんてもんじゃない、予測不可能に突然やってくるスコールと同じ。 こんなに振り回されて、どうして僕は彼女を好きでいるんだろう。 今日だってほら、こんなに些細なことで僕は怒鳴られているのに。
更新:2010/7/14
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
雨が降るとあの人はわたしを飲みに行くために呼び出す。 雨が嫌いな、10歳年上のあの人。 わたし達の間には、なんの関係もない。キスすら、したことがない。 転勤する、ということを告げられた日も、雨が降っていた。 一年後に雨が降っていたら。 会おう、と彼は約束させる。そして、わたしの額にひとつだけ、キスをくれた。
更新:2010/7/10
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
サイダーが世界で一番幸せな飲み物。 だけど奥さんがいるから別れると言ったあなたのせいで、わたしはサイダーが飲めなくなってしまった。 だってそれは世界で一番幸せな飲み物だから。 わたしは、サイダーを飲む権利を失ってしまったということだから。
更新:2010/6/19
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
彼は、売れ残っていたわたしを買ってくれた。 その夜の約束をひとつ、キャンセルしてまでも。 あなたはわたしに水をくれる。わたしはただの観葉植物で、あなたが抱く女達を羨ましく見ているしかできないのだけれど。 だけど、誰よりもあなたを愛しています。
更新:2010/6/18
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
あなたのことが好きです。 それは、昨日恋人と別れたこととはなんの関係もないのだけれど、わたしはあなたのことが好きです。 夏の日にあなたがくれた犬のぬいぐるみに、「ふゆ」なんて名前をつける、ひねくれたわたしですけど。
更新:2010/6/13
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
夜の明け切らない時間帯のファーストフード店。 同じだけの恋心を抱いたふたりは、けして交われないままでいる。
更新:2012/4/27
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。