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作者:むらむら

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作:むらむら

〝砂漠のネコ〟機甲軍団、東へ!ガソリンあるかぎり前進せよ!

女性のみの実験部隊、第五軽機甲師団所属の戦車長カルラは、部下たちを生還させるため、時には部下の下着を売り払ったり、セクハラしたり、小隊長が沐浴中のテントを引き倒したりしながら、砂漠の大陸ウェストランドで奮闘する。  本国から、海を隔てた先にある砂漠の大陸ウェストランド。  その不毛の大地に、共和国からの派遣軍、通称〝野良猫軍団〟が降り立った。  その任務は、盟友国の地に侵攻したトラスグランド軍を撃滅すること。だが、本国は大戦争の真っ最中で、猫の手も借りたい状況で、正直なとところ援軍など送りたくなかった。  それでも盟友国の頼みとあっては断れず、教育のための部隊や、試験的に創設された女性だけの戦車隊など、二線級の部隊がかき集められ、派遣軍がでっち上げられる。  野良猫軍団を待ち受けているのは、トラスグランド軍だけではない。  昼夜の気温差50℃の、灼熱と極寒の広大な砂漠。  乾燥した大地に水はなく、炊飯のための薪もなく、暑さによって食料も日保ちしない。  砂砂漠は戦車の燃費を悪化させ、礫砂漠はタイヤや履帯の損耗させる。そして、砂塵があらゆるスキマに入り込み、戦車のあらゆる部分を消耗させる。  貪欲な砂漠の昆虫は、常に水分と食料の塊である人間を執拗に狙ってくる。  雨が降っても大地は水を吸収せず、鉄砲水となって地形をズタズタにして変化させる。稀にある湿っている場所は、底なし沼のような泥濘地帯。  まともな場所は、拠点となるオアシスだけであり、それ以外はほぼ不毛の大地が広がってる。  この、最悪の環境と、燃料と水不足とその他もろもろに苦しめられながら、野良猫軍団は常に劣勢での戦いを強いられる。                                               ※簡単な作戦図を入れてます。

更新:2020/2/2

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作:むらむら

異世界・海賊航海記 GOLD OF TALL SHIPS(ゴールド・オブ・トールシップス) ~10億円返済するために、海賊、貿易、傭兵、投資、開拓とか色々やって稼ぎまくる~

 透き通った青い海、白い砂浜、海岸にはヤシが丸々とした実をつけ、内陸に目を向ければそこは木々が生い茂る南洋の楽園があった。  その島は南側に大きな湾があり、水や食料を補給できるだけでなく、嵐やハリケーンからも船を守ってくれる優秀な泊地を持っていた。  そのため、島にはいつしか海賊船が居つくようになり、彼らとの貿易や弾薬資材などの販売を目的とした密貿易船が集まるようになった。そして、人が居住し開拓され、見る間に中間貿易都市として成長する。  その都市こそ、どこの国にも所属しない海賊都市〝リバタリア島〟だ。  現在のリバタリア島は、世界有数の歓楽街と商店街を誇る良質な休息地というだけでなく、正規非正規入り乱れた貿易品取引の一大市場であり、各国海軍が志願兵または傭兵を調達する場所であり、国や組織が私掠活動を依頼する窓口でもあった。  また別の側面として、貴族や資産家が税金を逃れたり資金洗浄するためのパラディ・フィスカルという役割も担っていた。この要望に応えるべく多数の銀行が進出し、それらは連携して、稚拙ながらも金融センターとしての機能が働きはじめた。この世界では他に類を見ない、国際金融市場が誕生したのだ。  しかし、このリバタリア島はどの国にも所属していない無法地帯。  ここにあるのは、純粋に利益を追い求める有象無象の欲望のみ。この楽園そのものを壊さないための暗黙のルールは存在するが、国家が定める法律に比べれば遥かに緩く、湾の外では大砲を撃ちこまれても文句が言えない無秩序の世界だ。  そんな、強欲渦巻くリバタリア島が、速水優斗が飛ばされた異世界の地であった。  この島ではカネがすべて。カネがあればあらゆるモノが手に入り、カネを失えば奴隷としてその身すら販売させられる。    そんな強欲と非情の島で、優斗は儲けるどころか約10,000,000ザード(日本円換算で約10億円)の借金を背負ってしまう。  最初の利子支払い期限は1年後、金額は約500,000ザード(約5千万円)。元証券マン(ただし下っ端)速水優斗の苦闘が始まる。

更新:2021/4/29

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