西暦2019年の大学講師である野寺義憲はある日、自宅にある謎の機械の誤作動にメイドの高瀬美月と共に巻き込まれてしまう。目が醒めると、そこは摂関政治の極初期と分類される天徳四年九月、平安時代の半ばだった。何故か自分が官位を貰っていることを知った野寺は、もう現代に戻れないことを覚悟して一つの決意を固める。それは、藤原氏を押し退けて自らが摂関に…… 「えっ、出世なんてする気無いよ? 下手に目立って藤原氏に睨まれたら、まともに生きていけないもの」 ──これは、激動の平安中期を当たり障りなく過ごそうと奮闘する男の一代記である。 ©️2020 一条中納言従三位藤原朝臣公麿
更新:2020/12/6
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