大手とも言えない運送会社に務める大型貨物トラックの運転手、大野宏54歳。 ベテランドライバーとして社内でも表彰されるなど、入社以来無事故無違反を貫き通した男だが一つだけ困ったことがあった。 それは幽霊。 人を轢いたと思って外に出てみても、そこには死体どころか事故の形跡すら無く、あるのは自分のブレーキ痕のみ。 社長にはそれをからかわれる始末。 そんなある日、大野はまた幽霊に出会う。 絶対に回避不可能なタイミングで出てきた男を自転車ごと撥ね飛ばし、ブレーキをかけながらも轢いていく感触。 思えばその時からいつもとは違っていたのかもしれない。 唯一ぶつかる瞬間の幽霊の顔を見てしまったその瞬間から。 ※元タイトル「異世界トラック」 アップした後検索したら全く同じ名前があったので変更しました。先に調べときゃ良かった……。
更新:2016/2/6
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森のなかで1人大怪我をして倒れていた少年。 治癒術士たちの必死の治療によって死の間際から引き上げられたものの、自分が誰なのか、何処から来たのか、どうしてあの場にいたのか……全ての記憶を失っていた。 目覚める前に遠くで聞こえたユウという名前を自分のものとして、見ず知らずの、しかも無一文の自分を助けてくれた治癒術士のセシリアとその娘エリーの恩に報いるため、この村で生きていくことを決意する。 たまに見る夢、その後に起きる変化。 思い出せない自分の過去。 教えてもらっていないのに持っている技術、類まれな魔力量。 もやもやしながらもセシリアの治療院で働くうちに、自分を助けてくれた人たちのように自分も治癒術士となる事を決めて目標に向かって奮闘していく……はずだった。
更新:2019/7/8
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