己の場所だったものをすべて奪われた男は、名と故郷と両親を捨てた。自分のことを知る者が誰もいない場所で、すべてをやり直すために。しかし、幸せは長くは続かないものである。 男がやっと得た居場所にやってきたのは、あの悪魔であった。 ※10月22日;第四話の神話部分を大幅に改定しました。話の流れに影響はありませんが、興味のある方はどうぞ覗いてみてください。
更新:2012/10/9
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某お役所で働く主人公・公僕(女)はひょんなことから源氏物語の主人公、光源氏―ではなく、光源氏の兄に成り代わってしまう。しかも、愛用のタブレット付きで。 常に光源氏の引き立て役な上に、妻を寝取られ父親からは何にも悪くないのにたたられ娘は不幸にされ……の日本古典作品界屈指の不憫・オブ・不憫兄貴、朱雀帝。 生活は保障されている。不憫な扱いにさえ耐えれば何の不自由もなく生きてはいける。心優しい朱雀帝は耐えたけど……この私が耐えられるわけねーだろ! 公僕は意外と高いスペックとなぜかついてきたタブレットを最大限に利用し、不憫生活を回避を目指す。 ※話の構成上独自設定が多数ある上、桐壷帝や光源氏の扱いが悪いです。ご了承くださいませ。
更新:2022/7/23
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