暦が新たに『星暦』と名を変えてから、二千年近くの時が流れた現代。 災害と公害により生物は死に絶え、世界は既に滅んでいた。 だがそれでも尚、人類は滅んでなどいなかった。 巨大な壁により外部と隔絶された尖塔都市――ヒュペルボレオス。人類最後の砦であり国家である其処は、発達した蒸気機関技術によって常に光で満ち溢れ、人々は自由に空を飛ぶ術を手にしていた。 そこでは全てが手に入り、あらゆる幸福を感受できるという。それはまさに楽園だった。 されど楽園を運営する人工知能、『マニトゥ』は警告する。 「馬鹿だねぇ。楽園なんてものが、本当にあると思ったのかい?」 これは、復讐と断罪の物語。 然して心せよ――青空を見てはならない。 * * * 第一章 青空謳歌・完結 第二章 憧憬迷路・開始
更新:2024/3/22
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