傾国の悪女クロワルチェ。 シルウィールは、たとえどれだけ虐げられても、姉である彼女を救いたかった。 姉の婚約者だったユニウスも同じ思いであると知って。 だから戦うと決めたのだ。きっと昔のように、共に笑い合えると信じて。 もはや救いの道はどこにも無い。ならば、せめて自分の手で止めたかった。 戦乱の中で別れは決定的になる。 目の前で父を殺め、かつての婚約者に剣を突き立て、炎の中に消えた姉にもう言葉は届かない。 せめてこの人だけは。倒れ伏すユニウスを前に、絶望の中でシルウィールは必死に祈る。 その時、母が形見に遺した指輪が、眩く輝いた。息を吹き返すユニウス。 奇跡の光が、黒い夜を照らした。 奇跡の光は、ついでになんかクロワルチェの中にいた魂も呼び起こした。
更新:2021/1/8
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笑顔で爆弾もってるって考えたら怖いですよね
更新:2020/7/11
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鉄壁のガンズー。 槍も矢も通さぬ強靭な肉体と、巨大な戦斧を操る無双の剛腕をもつ勇者パーティの大黒柱。 そんな彼は、今日も仲間たちと共に打倒魔王を目指して冒険をしていた。 辿り着いたのは遺跡の深部。続々と先へ進む仲間たち。 同じく意気揚々と進もうとするガンズーだったが―― ブー。知力25以下は先へ進めません。 グレたガンズーは仲間たちから離れひとり街へ。ちょっとした事件に巻きこまれ小さな子供と暮らすことに。 「俺、飯なんて作ったことねぇんだけどなぁ……」 炊事も掃除もどうすりゃいいの。斧のかわりに包丁を。胸当てのかわりにエプロンを。 冒険者ガンズーの新しい生活が始まる。
更新:2020/10/22
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