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作者:西木野樹生t

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作:西木野樹生T

ハイパーキューブ《HYPER CUBE》 ~隻眼の使徒によるチートと戦略の無双譚~

 この物語の主人公、人色蔵人は地球外生命体ビグースの襲撃により父親ジンを連れ去られ、自らも左目を失う。   同じ頃、ゲーム機《HYPER CUBE》の発表記者会見が行われる。このゲームは、プレイヤーの外骨格、筋肉、脳神経、DNA情報などを即座に解析し、その人の人体データと人生をベースにした最も相応しい特殊能力、攻撃力呈示数値などを導き出すというもの。ここに言う人生ベースとはゲーム内のみならずゲーム外での経験値をも意味するという画期的なものであった。しかも特殊能力はプレイヤーの特性に依存することから、その種類は無限の可能性を持つ。飛行能力、姿を消す能力、瞬間移動能力、雷を操る能力などβテスターにより確認できただけでも500系統を超えるものだった。   《HYPER CUBE》は、発売されると瞬く間に全世界の全世代で空前の大ヒットを記録し、伝説のゲーム機と呼ばれるようになった。  《HYPER CUBE》の発売から4年後、秋葉原学園高校1年となった蔵人は《HYPER CUBE》が単なるゲーム機でないことに気づく。  《HYPER CUBE》の本当の役割、それはビグースを殲滅するスキル保持者を選別し訓練する装置。《HYPER CUBE》世界大会は、スキル能力者選別の場。  真実を知った蔵人は、それでもなお《HYPER CUBE》東京予選へと向かう。伝説のプレイヤー「隻眼の使徒」として。全ては最愛の妹・七里のため、父親ジン奪還のために。  だが、それは運命に翻弄される蔵人の終わりの始まりにすぎなかった。 ※メインストーリー完結済み作品です。 ※番外編は、人によっては蛇足となります。

更新:2016/9/12

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