漂泊の民、と呼ばれる者達がいる。 足の向くまま気の向くまま、国境を越えて世界を巡る、自由であり孤独な者達。 彼らは家を持たない。重い荷物を持たない。辿り着く場所も、帰る場所も持たない。 彷徨の路を進む活力は、美味い飯ぐらいしかない、そんな者達だ。 冤罪をかけられ、罪人の焼印を頬に押された青年スヴェンと、 閉鎖的な故郷から飛び出した蜥蜴人の術師である“赤紫鱗(マゼンタスケイル)”。 そんなふたりが道行のさなかで、「巨人の娘」と曰くつきの女に出会った。 短編連作です。今後増えるかもしれないし、増えないかもしれません。 個人サイトのリクエスト企画にて製作しました。 個人サイトおよびカクヨム様にも掲載しています。
更新:2022/12/31
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「この吾輩――悪食男爵、ビザール・シアン・ドゥ・シャッスにお任せあれ!」 化け物退治を生業とする貴族、ビザール・シアン・ドゥ・シャッス男爵。 口さがない者には「悪食男爵」と呼ばれていた。 故国では歴史が古い家の現当主であり、王家の覚えもめでたいが、 胡散臭いペテン師呼ばわりされることも少なくない。 彼はどうにも貴族としては型破りであり、言動がどうにも胡散臭くもあり、 それよりなにより――とても、太っていた。 そんな彼が優秀な従者たちを引き連れて向かう次なる怪異は、 ある貴族家の敷地内に立つ、幽霊が出るという塔だった――。 ※2019/10/14 続編できました!「悪食男爵と唄歌いの人形」→https://ncode.syosetu.com/n6860fu/ ※カクヨム様にも連載しています。
更新:2019/1/13
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