偶然、好みのかっこいい人に出会った。 それも三度。三度もあれば運命と思っても不思議じゃない。 黒猫のキーホルダーを拾ってくれた彼に舞い上がって「好きです」と言ってしまった。 けれど、四度目で出会った彼は同じ研究室の後輩になっていました。しかもこの後輩、押しが強い。
更新:2018/2/8
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※絶対に読まないでください。
更新:2021/6/1
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
わたしがこの話を物語ると、大部分の者は見え透いた作り話と笑い付す。 残りの者は精神の変調をきたしていると評す。 なるほど、確かにわたしは疲れているのであろう。しかしそれは過労ではない。 また別のものは思惑の投影に言及する。 わたしが現実と妄想の狭間で迷子になっていると言うのだ。 なるほど、確かにわたしは境界が曖昧であろう。しかしそれは狐憑きではない。 誰もがわたしを気ちがいと評しようと、わたしは決してあの日を忘れまい。 脳から魂に永遠の染みがつくが如く、刻まれた記憶は拭い消す事が出来ない。 だがわたしは呪わしい思い出を追い出そうと無駄な抵抗を企てる。 気狂いじみた恐怖の迷路の中にかりたてる記憶を、手記に残すという無駄な抵抗を。 さて何から書けば良いだろうか。 そうだ、最初に記すがわたしは異世界という言葉が大嫌いだ。
更新:2015/9/14
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。