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作:帆多 丁

ヨゾラとひとつの空ゆけば

いろいろ知りたい黒猫と、大人になりたての青年。 立ち寄った町で、故郷の村で、港へ続く街道で、色も形も大きさも違う二人が不思議を見かけ、通り過ぎ、時々ふれる物語。 「ねぇアルル」 「どうした、ヨゾラ」 出会って、別れて、家に帰って、別れを経たら、旅が始まる。 ──────────────── 各章紹介 <第一部> 昔、魔法の国が消えた日のこと。 (第1歩) 猫がしゃべるのはいい。名前をくれというのも、まあいい。けれどなんで俺は血まみれなんだ。 「ひとつめ。アルルは黒猫みたいなのと出会う」 (第2歩 - 第7歩) 河と火薬の町に隠された殺人事件。遠く銃声の聞こえる山から、祭太鼓の音を目指して闇のヌシが降りてくる。 「ふたつめ。河と火薬のエレスク・ルー」 (第8歩 - 第60歩) <第二部> 故郷の村と幼なじみの三姉妹。村に戻って来た長女、村を出て行った次女、村に留まることにした三女。 三女の夫が、帰ってこない。 「みっつめ。いろいろあるよねララカウァラ」 (第61歩 - 第91歩) 仕事があると呼びつけてきたのは五年前の想い人。甘酸っぱい思い出に浸ったのも束の間、春の陽気に上がった高波が街を襲い、閉ざされた港を解放するため奮闘が始まる。 「よっつめ。猫の魔法使いと魔法使いの猫」 (第92歩 - 第166歩) <第三部> 現在連載中「いつつめ。故郷は近く、産まれは遠く」 (第167歩 - 連載中) ─────── 2018.03.23 第一部完結(第1歩 - 第60歩) 2020.04.10 第二部完結(第61歩 - 第166歩) 2021.05.02 第三部連載開始

更新:2023/11/5

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