人の心の闇を糧(かて)とする妖魔。その王を創造主として崇める「大陸」で、戦乱の世が終わりを告げようとしていた頃。 かつて大神殿に仕えたシルルースは、幼い頃に出逢った愛しい人への想いを心に秘めたまま、庇護者で妖魔のザルティスと共に人里離れた森の中で暮らしていた。ある日、傷を負って森に迷い込んだ貴族の青年を救ったことから、知らず知らずのうちに大陸の創世神話を覆すほどの陰謀に巻き込まれていく── 「天竜の花嫁」と呼ばれる大神殿の巫女と、彼女を守護するために全てを捧げる戦士の、切なくも甘い恋を軸に、彼らを取り巻く人々の想いが錯綜する荘厳なハイファンタジー。 ✴️長編ファンタジー『最果ての、その先に』と同じ世界観ですが、登場人物と時代背景が異なります。続編ではありません。
更新:2020/2/14
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