「欲しいものがあるのよ」 窓辺の貴婦人は穏やかに微笑んだ。 「はい、なんなりと」 しがない従僕に過ぎない僕は、膝を突いて頭を垂れた。 主人である彼女の望みを叶え続けた従僕の話。 *誤字修正しました。報告してくださった方、ありがとうございます。
更新:2019/7/24
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俺は公爵家の奴隷に拾われた。捨て子だったらしい。だから俺も奴隷。奴隷というのは働くのが普通で、むしろ働かない奴隷なんていない。なので俺も働いた。休みなく働いた。しかし旦那様はお優しく、俺達のような奴隷にも『自由』な時間をくれるという。他の奴隷が自由な時間を休憩に費やす中、俺はその時間で将来役に立つと言われた勉強をしていると、天使のような子供が現れて、こう聞いてきた。「あなたは誰?」と。だから答えた。「私は従僕です」と。間違いだった。その天使は公爵家のご令嬢で、お貴族様で、悪戯好きで、くそ餓鬼で。何故か気にいられてしまった俺は、そのお嬢様に連れられて王都の学園に行くことになった。※これは、うぇぶばん、となっております。書籍と内容に若干の違いがありますので、ご了承ください。 書籍一巻 発売中 書籍二巻 7月15日発売
更新:2019/11/15
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