ちかちかと瞬くひかりがある。ひかりはわたしのまなうらにある。 瞼の裏側に微かな違和感を感じたら、そこには卵があるかもしれない。無断転載禁止。無断複製禁止。
更新:2017/8/5
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金もなく。ぱっとしない俺の前に美女が現れた。しかも結婚までしてくれと迫ってくる。 けどどこか変だ。胡散臭い。 「翡翠堂じゅんじょう奇譚」のサイドストーリー。宮地圭介の弟弟子コーへー君の迷走する恋愛模様。 ※「翡翠堂」三部作ですが、本作のみで読めます。 以前短篇集に収めていたものを、加筆改稿しての再投稿となります。第六回ネット小説大賞1次通過作 無断転載禁止。無断複製禁止。
更新:2017/4/10
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田螺(たにし)に似た殻を背にもつ、左巻きの舞舞螺(まいまいつぶり)。通称ひだりのつぶりに寄生された者は、脳を支配され20歳までに命を落とす。変わりに得られるものは、つぶりの創りあげた仮想空間での、苦痛のない甘美な夢を見続ける人生だ。 14歳でつぶりに寄生された慈浪は、初恋の女性とそっくりの擬態をとるつぶりと共に、海原を走る汽車で夢路を辿る。「あたしの全てはジロのもので、ジロの全てはあたしのものだ」捕食者の寄せる恋情と、補食される少年の複雑な思いが交差する。無断転載禁止。無断複製禁止。 本作は短篇「夢路のつぶり」のサイドストーリーです。本作のみでも読めます。 参加できなかった『卅と一夜の短篇』の第9回のお題が、隠れテーマで書かれています。
更新:2017/2/10
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札師のイオは迷い込んだ山中の洞窟で、めっぽう美男な蛇神(カガシ)と出会う。 ハツユキと名乗るカガシはイオに力を貸して欲しいと頼むのだが、魔を封印する札師にとって、カガシは天敵だ。一度は断るイオであったが、ハツユキの頼みは、今生に生まれ変わった妻に一目会いたいという願いであった。 ハツユキを連れ、訪れた村で出会ったのは、村から隔離された少女。彼女を案ずる弟。そして少女を狙う魔の存在であった。ハツユキの真の狙いに気がついた時、イオは苦しい決断を迫られる事になるのだった。 小説宝石新人賞1次通過作品。無断転載禁止。無断複製禁止。
更新:2015/10/20
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わたしには息子がひとりいる。 息子は人ではない。イタチである。イタチの息子はすくすくと育っていく。 けれどイタチであるがゆえに、人の世でやるせない思いも抱く。 人の母と、イタチの息子との日常の一コマです。 「三十と一夜の短篇第33回」のお題『辛苦』から書きました。
更新:2019/1/5
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妹を愛した美貌の兄。兄にあまえる妹。 兄妹は幼い時に母に捨てられ、ともに生きていこうと誓った。 のびやかに育つ妹。妹にすがる兄。いつからか二人の気持ちには目にみえない亀裂が生じていた。
更新:2019/3/2
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